「よくできた脚本だわ。今までで一番楽しいものでした」
1冊の本をきっかけに色づきはじめた4人の女性たちの“人生の後半のアンサンブルドラマ”を描き出した本作は、北米公開時には『デッドプール2』『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』に次いで初登場3位の大ヒットを記録。
ダイアン・キートン、ジェーン・フォンダ、キャンディス・バーゲン、メアリー・スティーンバージェンという、全員がアカデミー賞、ゴールデングローブ賞受賞の豪華女優たちが夢の初共演を果たしたことが話題を呼んでいる。
このたび解禁された予告は、立場は違っても長年の友人である4人が 40年以上続けている読書会をいつものように開催するシーンから始まる。
今回のテーマはベストセラー官能小説「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」(著:E.L.ジェームズ)。いつもとは違う雰囲気の“課題図書”に最初は戸惑っていた彼女たちだったが、読み進めるうちにそのスキャンダラスな文面にたちまち感化!
夫に先立たれた真面目な専業主婦・ダイアン(ダイアン・キートン)は、飛行機で出会ったイケメン男性(アンディ・ガルシア)の食事の誘いに乗り、複数の男性たちとの関係を楽しんでいたハイクラスな経営者・ビビアン(ジェーン・フォンダ)は昔の彼と偶然の再会、離婚のトラウマに苦しんでいた連邦判事・シャロン(キャンディス・バーゲン)はなんと出会い系アプリに挑戦、そして、熟年夫婦の危機に直面していたシェフ・キャロル(メアリー・スティーンバージェン)も夫との仲を取り戻すための秘策に打って出る・・!
ある一冊の本をきっかけに、悩ましい日常を忘れて、これまでの自分ではありえなかった行動に踏み出していく彼女たち。「私の人生はまだ終わってない」「新しいことを知りたいし、挑戦したいの」・・・妻として、母として、仕事人として、それぞれに都会的で自立した人生を謳歌してきた女性たちの「恋と悩みと友情」そしてこれから始まっていく「人生の新章」を痛快なテンポで映し出した映像となっている。
70~80年代にかけてアメリカ映画の礎を築き、今もなお、衰えを知らない輝きでトップを走り続ける名女優たち4人の共演でも話題を呼んでいる本作。撮影当時、彼女たちの実年齢平均は74歳(!)と驚くべきものだが、うち、主人公の一人ダイアンの名前は、彼女を演じる“ダイアン・キートン”その人から取られたもの。
脚本執筆時に彼女を念頭において作られた脚本を読んだダイアン・キートンは「登場人物たちは、とっても絆が強くて、それを維持している。誰でも間違いなく“歳を重ねる”ことに向き合わなくてはいけないのですが、私たちには頼れる人たちがいて、そのことが、この映画ではとても重要な役割を果たしています。よくできた脚本だわ。今までで一番楽しいものでした」と絶賛、参加を決意した理由を述べている。
確かな演技力とカリスマ性はもとより、そのあふれんばかりのバイタリティ、そして年齢と共に積み重ねてきたナチュラルな美しさが魅力の大人の女性たちが、とびきりの華やかさをもたらしている本作だが、『ゴッドファーザーPARTIII』(90)のアンディ・ガルシア、TVドラマ「特捜刑事マイアミ・バイス」のドン・ジョンソン、『陽のあたる教室』(95)のリチャード・ドレイファス、『ポルターガイスト』(82)のクレイグ・T・ネルソンらベテラン俳優陣が脇を固めているのも見逃せない。
自分を変えるきっかけはどこにでもある・・一度観るだけで生きるエネルギーがフルチャージされる可笑しみと歓びに満ち、私たちの毎日にワクワクとトキメキを添える秘訣がつまった珠玉のアンサンブル・ドラマの誕生だ。
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2020年12/18(金)ヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開
配給:キノフィルムズ
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