イスラエルから届いたユーモラスで心あたたまる大人の珠玉作『声優夫婦の甘くない生活』が2020年12/18 (金)全国順次公開。このたび鮮やかな色彩とクラシックな雰囲気が印象的な新場面写真5点が解禁された。
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12/18(金)公開『声優夫婦の甘くない生活』予告篇

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名匠カウリスマキを彷彿とさせるクラシックな雰囲気とオフビートなユーモア

吹き替え声優夫婦がイスラエルに移民して夢の第2の人生をスタート。しかし、声優の仕事にありつけない2人が始めたのは闇仕事だった・・・! 妻の秘密が発覚したことをきっかけに、長年気付かないふりをしてきたお互いの「本当の声」が噴出し始める!

監督が旧ソ連圏から移民した自身の経験をもとに、7年の歳月をかけて作り上げた珠玉作は、ヨーロッパの映画祭を中心に喝采を浴びて高い評価を得た。本作を彩るのは、声優夫婦の歴史を形作ってきた名画の数々。今年、生誕100周年を迎える巨匠フェデリコ・フェリーニや、ハリウッドの往年の名作へのオマージュが、アキ・カウリスマキを思わせるクラシカルな映像と相まって、甘美なノスタルジーに誘ってくれる。

先日、初のお披露目となったジャパンプレミアでは、「夫婦の悲喜こもごもを映画愛たっぷりと笑いを交えて描いた良作」「夫婦だからこそなせる”おかしみ”が愛おしい」「映画ファンにはたまらない場面もあり、声もストーリーも素敵な作品」と早くも映画ファンたちの心を掴んだ。

なかでも、「ソ連からイスラエルへ渡った移民の苦難を、アキ・カウリスマキを彷彿とさせるオフビートなユーモアで描いていて、場内で何回も笑いが起こっていた」「テイストとしてはカウリスマキに近いものを感じた」「とても味わい深くて、映画愛もあって、余韻が素敵な映画。カウリスマキ作品にも似ている気がした」と、フィンランドの名匠の名前が何度もあがり話題に。

実は、エフゲニー・ルーマン監督自身も、本作を撮るにあたり「アキ・カウリスマキや彼の作風に影響を受けた」と語っている。キャストたちの独特なテンポが巻き起こす飄々としたユーモアや、整った構図、セピアがかった画面の色彩が、スクリーンで印象的な輝きを放っている。

このたび解禁された場面写真5点では、ソ連でかつてスター声優として名を馳せ、映画の吹き替えで活躍していたヴィクトル(ウラジミール・フリードマン)がスタジオで録音をしているシーン(トップ画像)などが捉えられている。

そのほかにもラヤ(マリア・ベルキン)が華やかにドレスアップし、夫婦そろって食事をしている場面 、映画館でガスマスクをつけた観客が並び、当時のイスラエルの情勢を感じさせるカット、ソ連から移民した人たちがイスラエルへと降り立つ空港のシーン、フェリーニ監督作『ボイス・オブ・ムーン』の看板がかかった劇場からヴィクトルが駆け出している様子などが切りとられている(以下写真4点)。

画像1: 名匠カウリスマキを彷彿とさせるクラシックな雰囲気とオフビートなユーモア
画像2: 名匠カウリスマキを彷彿とさせるクラシックな雰囲気とオフビートなユーモア
画像3: 名匠カウリスマキを彷彿とさせるクラシックな雰囲気とオフビートなユーモア
画像4: 名匠カウリスマキを彷彿とさせるクラシックな雰囲気とオフビートなユーモア

撮影監督は、ロシア映画界の巨匠アンドレイ・タルコフスキー監督『僕の村は戦場だった』(62)、『惑星ソラリス』(72)などを手がけてきたワジーム・ユーソフに従事したジヴ・ベルコヴィッチが担当し、甘美でノスタルジックな世界へと観客を誘う。

名匠フェリーニをはじめ、往年のハリウッドの名作の数々がスクリーンを鮮やかに彩り、吹き替えの仕事を通して声優夫婦が映画とともに歩んできた人生は、全ての映画ファンの胸を熱くすること間違いなしだ。

声優夫婦の甘くない生活
2020年12月18日(金)ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次公開
配給:ロングライド 

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