『ソーシャル・ネットワーク』のジェシー・アイゼンバーグ主演を務め、第72回カンヌ国際映画祭で絶賛を浴びたスリラー映画『VIVARIUM(原題)』が『ビバリウム』の邦題で2021年に全国公開することが決定した。

新居を探す若いカップルが不動産屋に紹介された住宅地から抜け出せなくなる

世界中が韓国映画『パラサイト』のパルムドール受賞で沸いた第72回カンヌ国際映画祭。一方、「批評家週間」でワールドプレミアを迎えた映画『ビバリウム』は、そのチャレンジングなテーマが評価され「ギャン・ファンデーション賞※」が与えられた。(※新しいクリエイター発掘を奨励し、フランスでの長編映画配給のサポートを受けられる賞)

想像を超えた内容に騒然とするも、海外メディアは絶賛!「鮮明な視覚と独創性に感銘を受けた(The Playlist)」「エレガントな脚本(Irish Times)」と評され、批評家週間の中でも際立って注目を集めた一本だ。

さらに、『IT/イット それが見えたら終わり』『ドクター・スリープ』の原作者であるベストセラー作家スティーヴン・キングも本作について「この作品は私を驚かせた!上質で奇妙!」と絶賛ツイートをし話題となった。

Twitter: @StephenKing tweet

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本作は、新居を探す若いカップルが不動産屋に紹介された住宅地から抜け出せなくなる《ラビリンス・スリラー》。新居を探すトム(アイゼンバーグ)とジェマ(プーツ)が、ふと足を踏み入れた不動産屋から、全く同じ家が並ぶ住宅地<Yonder>を紹介されるところから物語は始まる。

内見を終え帰ろうとすると、ついさっきまで案内していた不動産屋が見当たらない。不安に思った二人は、帰路につこうと車を走らせるが、どこまでいっても景色は一向に変わらない。二人はこの住宅地から抜け出せなくなってしまったのだ――

そこへ送られてきた一つの段ボール。中には誰の子かわからないうまれたばかりの赤ん坊。果たして二人はこの住宅地から出ることができるのか、不動産屋の狙いはいったい何なのかー?

カップルを演じるのは、『ソーシャル・ネットワーク』『グランド・イリュージョン』主演のジェシー・アイゼンバーグと、『グリーンルーム』『マイ・ファニー・レディ―』などに出演の注目女優イモージェン・プーツ。

住宅地から出られなくなったうえに、誰の子かわからない赤ん坊を育てることになってしまうカップルの、精神が崩壊していく様を見事に演じきった。特に若い女性ジェマを演じたプーツは、第52回シッチェス・カタロニア国際映画祭で【最優秀女優賞】を受賞。その“母なる狂気”は世界から賞賛を受けた。

監督は、ある女が次第にキツネに魅了される短編ホラー『FOXES(未)』)や、初長編作品『WITHOUT NAME(未)』で注目を集める新鋭ホラー監督ロルカン・フィネガン。上品な映像かつ容赦ない展開を生み出すクリエイティブな才能に、今後目が離せない。

ビバリウム
2021年3月、TOHOシネマズ シャンテ他全国公開
配給:パルコ
© Fantastic Films Ltd/Frakas Productions SPRL/Pingpong Film

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