「悪い奴らを殴れば、それが正義だ!」
本作は、服役囚たちが協力して巨悪を討つという斬新な設定で、韓国で2019年、興行の繁忙期となる秋夕(旧暦のお盆)連休期間に観客動員数第1位を記録し大ヒットした話題作。目には目を、悪には悪を、ヤバい奴らが強大な敵に立ち向かう、クライム・アクション・エンタテインメントだ。
囚人たちを乗せて走る護送車が、覆面をした武装集団に突如襲撃されるという重大事件が発生するところから物語が始まる。数多くの凶悪な犯罪者たちが野に放たれ、行方をくらませてしまった。この史上最悪の事件を受けて、警察の上層部は逃亡した凶悪犯たちを再び捕まえる為、元警察官のオ・グタクに指令を出し、過去に重大な罪を犯して刑務所に収監されている服役囚たちを集めた極秘プロジェクト、“特殊犯罪捜査課”を始動させる。
オ・グタクは過去に一緒に行動したことがあり、“伝説の拳”と呼ばれて恐れられているパク・ウンチョルを仲間に引き入れ、どこか信用できないが頭は切れる天才詐欺師のクァク・ノスン、犯人逮捕の際に過失致死に問われた無鉄砲な元警察官のコ・ユソンをメンバーに加えた最凶のチームを結成。減刑を条件として、時に協力し合い、時に衝突しながらも凶悪犯たちを追い詰める。
しかし、今回の事件の背後には国家を揺るがす巨大な陰謀が見え隠れし、謎の組織が暗躍していた。彼らを待ち受ける最大の敵、そして、彼らに待ち受ける運命とは?
主演を務めるのは『新感染 ファイナル・エクスプレス』で強烈なインパクトを与え、その後も『犯罪都市』『無双の鉄拳』『悪人伝』、夏に日本公開を控えるイ・ビョンホン、ハ・ジョンウという2大スターと共演した『白頭山大噴火』といった数々のヒット作、話題作に出演するマ・ドンソク。今年10月公開予定のマーベル映画『エターナルズ』では主要キャラクターに抜擢、ハリウッド進出を果たしている、今もっとも熱い注目を浴びる俳優の一人だ。
彼が演じるのは、かつて減刑という破格の条件のもと特殊犯罪捜査課に召集され、拳一つでソウルを掌握した「伝説の拳」パク・ウンチョル。懲役28年の刑期を終えるべく収監中だったが、特殊犯罪捜査課に合流することになる。本作でも素手で悪党に立ち向かい、大木のような剛腕から繰り出される拳で次々に強敵をぶちのめす! ソウルで最も危険な服役囚ながら悪人どもをなぎ倒すその姿からは、彼が挑み続け、観る者を興奮させてきた「悪い奴らを殴れば、それが正義だ!」というキャラクターの最強進化形を拝むことができる。
共演には『マイ・ボス・マイ・ヒーロー』シリーズ他、多数の映画やドラマに出演しているベテランのキム・サンジュン。彼演じる元刑事オ・グタクは悪を以て悪をいなす「バッド・ガイズ」こと特殊犯罪捜査課の発案者。囚人の護送バスの襲撃と多数の凶悪犯罪者の脱走という前代未聞の事件に悪臭を嗅ぎ付け、ウンチョルの召集を提案する。
抜群のビジュアルと巧みな話術で世間を翻弄した天才詐欺師クァク・ノスンを演じるのは『カンナさん大成功です!』で社会現象を巻き起こし、『ザ・キング』では主演チョ・インソンの妻を演じたキム・アジュン。口八丁手八丁の、人心掌握に長けた犯罪捜査課をリードするブレーンとして活躍する。バッド・ガイズの切り込み隊長ことコ・ユソンには「恋愛ワードを入力してください~search WWW~」他に出演する、若手実力派チャン・ギヨン。警察大学主席卒業のエリートでありながら、過剰鎮圧で収監されていたが、新入りとして特殊犯罪捜査課で今一度前線に立つことになる。若さ漲るアクションにも注目だ。
今回解禁された日本版ポスタービジュアルでは、「狂犬を解き放て!」の文字とともに、爆破を背負うパク・ウンチョル(マ・ドンソク)ほか特殊犯罪捜査課の面々の姿が捉えられている。敵に回したら一巻の終わり、無傷では戻れない!<ヤバい奴ら>がどんな姿を見せてくれるのか? 期待の高まる一枚となっている。
ザ・バッド・ガイズ
2021年4月9日(金)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国ロードショー
配給:エスピーオー