“バイバイ、銀さん”にちなんだ質問に……
Twitterで募集した、「バイバイ、銀さん”にちなんで、この『銀魂』と過ごした15年で、“バイバイしたこと”を問われた出演者たち。その回答方法が、「挙手で!」と言われ、「大喜利方式ってことですか?」とプレッシャーを感じザワつく一面も。
真っ先に挙手した釘宮は、大喜利のプレッシャーから解放されたかったのか、「20代の私!」と即答し、周りに続けて答えることを促した。次に太田が「前歯!」と意外な回答。「蕎麦を食べているときに、前歯が欠けた」と答えると、出演者らが口々に「弱い(笑)」と小さな突っ込みを誘った。
Twitterで募集した質問の後には、ファンたちにTwitterでアンケートを取った内容をクイズ方式で出演者に出題する『銀魂クイズ』コーナーなどで盛り上がった。
出演者らが『銀魂』愛に溢れるラストコメント
太田「最後ということでみなさまありがとうございましたという気持ちと共に、これからもよろしくお願いしますという思いがございます。個人的な思いは、山崎は映画の中で共闘もしているんですけど、ブリーフ姿でどっかに格納されているんですね。きっと。そんな描写があったので、個人的には知りたいですし、何かしらの端々のエピソードが生まれたらいいなと希望を持ちつつ、みなさまもこれからも心に大切にしてもらえれば嬉しいなと思います」
鈴村「15年関わらせてもらって大変感謝しております。最近は、収録も落ち着いて、スケジュール帳に『銀魂』という文字がなくなったのが寂しく感じてます。僕らは収録終わってますけど、今、100万人突破そてみなさんに支えられていることを、今日この日に再び感じることができて、『銀魂』は永遠なんだろうなと再確認できました。スケジュール帳からは消えましたが、みなさんの心には残る作品と思います」
中井「『銀魂』は終わりはするんですが、消えるわけではない。作品そのものが隙間というか余白というか余裕というか、いい加減さだらしなさも含めたものなので、ここでスパっと終わりとかではなく、今は何となく『じゃあ!』みたいな感じで言うのがふさわしいのかなと思います。『じゃあ』の後の言葉はみなさんがそれぞれ思っていただければと思います」
千葉「最後のFINAL、最後の舞台挨拶ということでこれから銀魂がどうなっていくのかもちろん分かりません。最後の最後と言いつつ、僕も抗うように認めないと言っていますけれども。いずれ、その時に思うことがあると思います。それほどこの15年という年月があまりに長く深く、一緒にやらせて頂いたメンバーたちと作り続けた思いがあまりに重いので、これからひしひしとくるかもしれません。銀魂は終わったとしてもまだ不滅ということかもしれませんので、どこかでまたお会いすることがあるかもしれません映画をこの大変な時期、色々マナーを守って観に来てくださったことに感謝とともに、最後までよろしくお願いします」
釘宮「この映画が最後と聞いて、最後最後最後最後とものすごい数の最後を身に浴びてきました。最後なのかもしれないけど、最後じゃない可能性もないわけじゃないよね?と日本語の複雑さに頼ってきました。そんな中、一同に介する機会を設けてもらって感謝しています。これからも、何かとコラボとか、ちょっとしたもので収録がないとも限りません。ある時には、全力で楽しんでいきたいと思っています」
阪口「皆様が15年間支えてくださったおかげで感謝だけなんですが。今日のタイトルが『最後の舞台挨拶』なので、舞台挨拶が最後というだけで、また何かの機会があれば銀魂として皆様の前に現れることがあるかもしれない、そんなことをちょっぴり期待しています。皆様も銀魂を忘れないでいてくれればありがたいなと思います」
杉田「最後という言葉が進化したように思えます。某RPGゲームで、最後のカギってあるんですが、手にしたときは高揚してたんですが、使っていくうちに当たり前になるんです。最後のカギを考えなくなるんです。それは「最後」が当たり前になって、言葉が変化して進化した瞬間かなと。この映画でのサヨナラも、複数の意味を持って変化していると思うんです。その向こう側に行こうとしているものを止めたりするのを見たことがないので、皆さんも向こう側に行けるように、作品の持つ力を受け止めて向こう側に行きましょう。ここまでこれたことに心より感謝しています」
それぞれが、名残惜しそうに作品への愛情を垣間見せていた。
『銀魂 THE FINAL』
全国公開中
原作/空知英秋『銀魂』(集英社ジャンプコミックス)
監督・脚本/宮脇千鶴 監修/藤田陽一
出演/杉田智和、阪口大助、釘宮理恵、石田彰、子安武人、千葉進歩、中井和哉、鈴村健一、山寺宏一
配給/ワーナー・ブラザース映画
(C)空知英秋/劇場版銀魂製作委員会