男子部員の中で孤独な戦い続けるスインの姿をとらえた場面写真を大公開!
最高球速134キロを誇り、韓国で20年ぶりの高校野球の女子選手として称えられたチュ・スイン(イ・ジュヨン)。しかし、高校卒業を控え、夢であるプロ球団から指名を受けたのは幼なじみのジョンホ(クァク・ドンヨン)だけだった。
さらに、プロチームのトライアウトに申し込んでも、女子であることを理由に相手にしてもらえない。母や友人、野球部の監督からも現実を見るよう諭されるが、「わたしにもわからないわたしの未来が、なぜ他人にわかるのか」とプロ野球選手になる夢を諦めず、自分を信じて突き進んでいく。
「私は女子だから、合宿に参加できない。ひとり部屋にお金がかかるから…」ある場面で、スインがコーチに漏らすこんな一言がある。男子ばかりの野球部で、唯一の女子部員であるスインは、ポーカーフェイスで黙々と練習を続けている。夢をあきらめない。固い決意で黙々と練習を続ける彼女だが、落ち込むことだってある。孤独な戦いを続けるスインの姿に思わず胸が熱くなる場面写真が大公開された。
ユニフォーム姿の2点は、部室前の廊下でプロ球団の選考結果を聞いて俯く姿と新任コーチの挨拶で整列している場面。男子部員の中で浮いている。
そして、懸命に練習するスインの孤独な戦いを伝える4点。女子部員専用の窮屈なロッカールームはトイレが兼用になっている。ポツンとひとり座り込んでいる彼女はちょっと落ち込んでいるように見える。
続いてナイトシーンから2点。部員全員が帰った後、ひとりで投げ込み練習を続けるスインが投練習場でしゃがみ込んでいる。ボールを握る右手の指には、できた血豆をかばうための絆創膏が貼られている。そして、男子に交じって練習に参加した彼女に、「3年生は参加しなくていい」と新任コーチに突き放され、罰として校庭を50周走れと命じられた場面。黙々と走る彼女に「もういい、戻れ」とコーチが声をかける。
もう一枚では、スインはたったひとりでグランドに佇んでいる。日陰に立っている彼女の前には日差しが差し込んで、光のコントラストが鮮烈だ。目の前の光には、夢を目指して孤独な戦いを続ける天才野球少女の未来が暗示されてるのかも知れない。
あきらめない。何があっても。プロを夢見る天才野球少女の挑戦が、新任コーチとの出会いで大きく動き出す。イ・ジュヨン主演最新作『野球少女』は、2021年3月5日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショーとなっている。
監督・脚本:チェ・ユンテ
出演:イ・ジュヨン「梨泰院クラス」イ・ジュニョク「秘密の森」 ヨム・ヘラン「椿の花咲く頃」 ソン・ヨンギュ「エクストリーム・ジョブ」
2019年/韓国/韓国語/105分/スコープ/5.1ch 配給:ロングライド
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