6月11日(金)に開幕するアジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア 2021」のオフィシャルコンペティション supported by Sonyジャパン部門に森山未來監督作品『in-side-out』がノミネートされた。

WOWOWのプロジェクト「アクターズ・ショート・フィルム」からSSFFノミネート作品が誕生!

開局30周年を迎えたWOWOWによる一大プロジェクト「アクターズ・ショート・フィルム」は、磯村勇斗・柄本佑・白石隼也・津田健次郎・森山未來の人気俳優5名が制作費・制作日数など同条件で25分以内のショートフィルムを制作し、世界から6000本超の作品が集まる米国アカデミー賞公認の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア」(SSFF&ASIA)のグランプリを目指すというもの。カメラの向こう側にいた彼らが、今回はカメラ越しにどんな世界を創り上げるのか?一大プロジェクトとして各所から注目を集めた。

そんな「アクターズ・ショート・フィルム」5作品の中から、視聴者や映画関係者ら審査員による投票によって6月11日(金)開幕の「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア2021」のオフィシャルコンペティション supported by Sonyジャパン部門に、森山未來監督作品『in-side-out』のノミネートが決定!

本作は森山と公私ともに関係が深い永山瑛太が主演を務め、コロナ禍でより身近になった「孤立」を、ある男の妄想と現実の狭間に生きる姿で描く“閉鎖的ミュージカル”として話題に。森山は初監督作品が前回のSSFF&ASIAで特別上映されるなど、 本映画祭との縁も深い。

画像: 主演の永山瑛太(左)と森山未來

主演の永山瑛太(左)と森山未來

前回からさらに監督としてパワーアップした森山の作品がグランプリを獲得し、翌年の米国アカデミー賞短編部門へのノミネート候補とされる権利を獲得することが出来るか期待が高まる。なお、ジャパン部門優秀賞およびグランプリ:ジョージ・ルーカスアワードは6月21日(月)に行われる映画祭アワードセレモニーにて発表される。

『in-side-out』
監督:森山未來|脚本:岩井秀人|主演:永山瑛太

コロナ禍でより身近になった「孤立」。世間との接点は配達員が鳴らすインターホンだけ。引きこもりの男はやがて妄想と現実の狭間で生きることになる。「6畳一間のその空間は彼にとって世界の全てであり、彼の意のままにある。」(森山未來)
「孤立」と「覚醒」。さあ、森山未來“閉鎖的ミュージカル”の開演だ!

森山未來監督から喜びのコメントが到着!

SSFF & ASIAのノミネート作品に選ばれた感想
個人的には、去年にも『Delivery Health (the escort)』という作品をSSFF&ASIAさんに選んでいただいたという経緯があり、これらの作品をより多くの観客の皆さんに観てもらえることが素直に嬉しいです。2018年に撮影した『in-side-out』のパイロット版と併せて、これら2作品の立ち上げに関わってくれたみんなに、そしてもちろん、今作を完成に導いてくださったスタッフ、キャストのみなさんに心から感謝しています。

『in-side-out』の見どころ
映像作品を撮ってみないかと誘われた時に、身体と音楽と芝居の融合、つまりはミュージカルのようなものを撮ってみたいと考えました。しかしそれは、集団で歌って踊るフラッシュモブのような典型的なミュージカルのイメージではなく、ある密室の中での最小人数によるモノローグやダイアローグから生まれる「言葉を飛躍した何かしらの衝動/表現」のようなものを切り取ってみたい、といったものでした。『in-side-out』の中でも、何かしらの理由で引き籠もらざるを得なくなった男が、ワンルームの、彼だけの世界の中で妄想を爆発させます。そんな中で生まれる、一人の存在による表現の自由とその限界を、一緒に見つめられればと思っています。

画像: 『in-side-out』より

『in-side-out』より

今後、監督として挑戦してみたいこと
監督としてだけではなく、パフォーマーとしてクリエイターとして、身体と音と言葉の関係性については、これからも遊び深めていきたいと考えています。声をかけていただけるのであれば、また監督もやるかもしれません(笑)。

「アクターズ・ショート・フィルム」で他の監督や作品から刺激を受けたこと
今までショートフィルムというものをそこまで鑑賞してこなかったのですが、短いからこそ、作家の純度がより強く凝縮されるのだと改めて感じました。自分も含めて、このような様々な形で映像世界に興味を持ってもらえることは素晴らしいことだと思います。

ノミネート記念!『in-side-out』アンコール放送決定

今回のノミネートを記念して『in-side-out』を5月14日(金)にアンコール放送(全5作品はWOWOWオンデマンドで配信中)!さらに6月4日(金)には「特集:6/4はショートフィルムの日!」として、「アクターズ・ショート・フィルム」5作品はもちろん、『SKIN 短編』『そうして私たちはプールに金魚を、』といった話題作を特集。6月26日(土)には、アクターズ・ショート・フィルムのこれまでの歩みを記録した「アクターズ・ショート・フィルム・ドキュメンタリー」を放送。各作品を見逃してしまっていた方はもちろん、改めて「アクターズ・ショート・フィルム」の魅力を堪能したい方も、是非この機会に作品とその軌跡を楽しもう。

「アクターズ・ショート・フィルム」関連番組 放送・配信情報

■ 「アクターズ・ショート・フィルム 」
全5作品、WOWOWオンデマンドで配信中!
■「アクターズ・ショート・フィルム #5 in-side-out」
5月14日(金)夜10時 放送・配信【WOWOWプライム】【WOWOWオンデマンド】
■「特集:6/4はショートフィルムの日!」
6月4日(金)午前10時30分~放送・配信【WOWOWシネマ】【WOWOWオンデマンド】
【放送作品】「アクターズ・ショート・フィルム #1~5」「SKIN 短編」 「そうして私たちはプールに金魚を、」
■「アクターズ・ショート・フィルム・ドキュメンタリー」
6月26日(土)夜9時 放送・配信【WOWOWプライム】【WOWOWオンデマンド】

■番組オフィシャルサイト
https://www.wowow.co.jp/movie/asf/
■「アクターズ・ショート・フィルム」公式Twitter
https://twitter.com/asf_wowow

■「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2021」公式WEBサイト
https://www.shortshorts.org/2021

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