朝から晩までカツベン三昧！「第1回カツベン映画祭」新宿武蔵野館にて開催決定

一日中カツベンの世界に浸れる映画祭がついに開催！

「新宿東口映画祭」の提携企画として、映画の殿堂・新宿武蔵野館にて、第1回カツベン映画祭が開催されることが決定。今回、武蔵野興業株式会社の全面的な協力のもと、ほぼ日本独特に花開いた弁士文化を継承する活動弁士の中でも人気・実力ともトップの活動弁士が集結し、得意演目を披露する。

映画がまだ「活動写真」と呼ばれて音がつかなかった時代、個性豊かな活動弁士の独特の語りと生演奏付きで上映が行われていた。一昨年の暮れに公開された周防正行監督『カツベン！』でも描かれていたとおり、活動弁士は時代の花形として大変な人気を博し、全盛期には7千人以上の活動弁士が活躍していたといわれている。今回「第1回カツベン映画祭」の開催劇場である武蔵野館には、かつて徳川夢声や山野一郎といった超一流の活動弁士が在籍し、日本一の活動写真館（映画館）として「活動写真」の魅力を発信していた。

今回、活弁界の第一人者・澤登翠による映画史上の名作『瀧の白糸』（最長版・国立映画アーカイブ所蔵）、花形演芸大賞金賞に輝く坂本頼光によるアラカンの痛快時代劇『からくり蝶』、関西を中心に活躍中の大森くみこによる悲恋物語の傑作『椿姫』、独特の声とピアノを弾き語るバニラワールドを展開する山崎バニラによるバスター・キートンの爆笑コメディ『キートンの蒸気船』（メイン写真）、澤登の一番弟子で世界を股に掛け活躍中の片岡一郎による名匠F・W・ムルナウの名作『都会の女』とバラエティに富んだ魅力的なプログラムを用意。

オープニングプログラムとして、若手弁士3名による短編4本立て上映も予定されている。映像×語り×音楽が三位一体となった活動大写真の魅力と、個性豊かな人気弁士の競演を堪能しよう。

上映スケジュール／全6プログラム

■開場9:30 ■終演予定20:59　※都合により上映時間が変更される場合あり

無声映画鑑賞会・マツダ映画社

www.matsudafilm.com