フランスの幻想映画作家、ジャン・ローラン特集vol.2「ヤン・ゴンザレス×ローラン」が8月22日(日)18:00よりユーロライブにて開催される。前回大盛況となったジャン・ローラン特集vol.1「フランジュ×ローラン」の第2弾となる。
画像1: 幻想映画作家ジャン・ローラン特集vol.2「ヤン・ゴンザレス×ローラン」開催
画像2: 幻想映画作家ジャン・ローラン特集vol.2「ヤン・ゴンザレス×ローラン」開催

今回はローランの最も詩的な作品のひとつ『鉄の薔薇』を、現代フランス幻想映画の旗手の1人、ヤン・ゴンザレス監督の短編『アイランズ』とともに上映し、現代につづくフランス幻想映画の魅力を探っていく。

画像: 『鉄の薔薇』

『鉄の薔薇』

今回、『アイランズ』はローランが好きだと言うゴンザレス監督本人が、「『鉄の薔薇』と一緒に上映するならこれを」とおすすめした1本。夜の暗闇の中で欲望の視点が移ろいでいく、幻想的な2本立てとなっている。

画像: 『アイランズ』

『アイランズ』

上映後のトークゲストは美術・映画・ミステリ評論家の瀧本誠、ミュージシャン・作家の中原昌也。

上映イベント詳細

ジャン・ローラン特集vol.2「ヤン・ゴンザレス×ローラン」
●日時・会場
2021/8/22(日) 会場ユーロライブ

●上映時間
18:00『鉄の薔薇』+『アイランズ』上映後トーク
2本立て 2200円 入れ替えなし
トークゲスト:瀧本誠(美術・映画・ミステリ評論家)、中原昌也(ミュージシャン・作家)

※開場はどちらも10分前を予定、整理番号順自由席
※トークはオンラインとなる可能性があります。
※『アイランズ』は性的な表現・露出を多く含む作品となります。あらかじめご了承ください。また、18歳未満の方のご来場をお控えいただくためコンビニ決済不可。

▼Peatix販売サイト
8月13日18:00販売開始予定
https://jean-rollin-02.peatix.com
※当日券は前売券が残っていた場合のみ、当日17:30時から販売開始

▼イベント詳細ページ
https://www.edition-couchon.net/post/jean-rollin-02

上映作品

『鉄の薔薇』(原題:La Rose de Fer)
(1973/仏/80分/ヨーロピアン・ビスタ/監督ジャン・ローラン)
デートで墓地へとやってきたカップルだが、気づくと墓地から出られなくなってしまう…
初めは男が主導権を握るが、夜の闇の中で次第に立場が逆転していく。77年のシャブロル『アリスまたは最後の家出』にも通じるような、出口のない幻想空間をさまようヒロインの心理が繊細に描かれた作品。モーリス・ルメートルがセリフを手がけ、冒頭にはコルビエールを引用。

『アイランズ』(原題:Les îles)
(2017/仏/24分/スタンダード/監督ヤン・ゴンザレス)
舞台上で絡まり合う男と女、そして謎の人物。終演後にカップルは誘発されるように愛し合い、そしてまたそれも誰かの欲望を刺激する…長篇『ナイフ・プラス・ハート』へと繋がる、夜の闇の中で幻想的に欲望の視点が移ろいでいく様を描いた作品。

●ジャン・ローランとは?
ヴァンパイア映画を中心に60年代から2000年代まで50本以上もの映画を監督したフランスホラー映画作家。ポルノ映画なども撮りつつ、晩年に至るまで自身のプロダクションで幻想的なヴァンパイア映画を撮り続けた。

●ヤン・ゴンザレス
2006年短編映画の監督をはじめ、2013年『真夜中過ぎの出会い』で長篇監督デビュー。2017年本作でカンヌ国際映画祭クイア・パルム賞受賞。2018年の長篇2作目『ナイフ・プラス・ハート』はカンヌ国際映画祭コンペティション部門に選出された。
音楽は主に弟アンソニーのソロユニットM83が手がけている。

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