東映の映像配信ブランド「Xstream46」第三弾『ようこそ東映殺影所へ』の配信が8月13日にスタートした。
本作は、実在する「東映東京撮影所」を舞台に“何か”が起きるミステリーホラー。撮影所ならではのギミックを活かした恐怖要素はもちろん、東映作品のファンなら絶対知っているあの場所やあのキャラクターの登場で、何度も楽しめる作品となっている。
主演は、モデル、人気コスプレイヤーとしても活躍しながら、「魔進戦隊キラメイジャー」では敵幹部・ヨドンナを演じ、スーパー戦隊史上初の敵役が主役のスピンオフが作られるほど人気が爆発した桃月なしこ。舞台出演を重ね、最近では「女の戦争〜バチェラー殺人事件〜」など続けてのドラマ出演で活躍する寺本莉緒。国民的アイドルグループ「モーニング娘。」の元メンバーであり、昨年公開の映画『のぼる小寺さん』で主演を務めるなど女優としても躍進中の工藤遥の3名。
そこで今回、桃月なしこと工藤遥に、作品にまつわる話を聞かせてもらった。

夜中2時、3時あたりって、お風呂に入るのを控えちゃいます

──本作はミステリーホラーとなりますが、作品に出演することが決まった時、それぞれどういう感想を抱かれましたか?

桃月「私、芸能界に入った時からずっと“ホラーに出たい”と言ってたんです。その中でも〝主要キャラを助ける役がやりたい〟と言ってたのが、そのままの作品だったので、すごく嬉しかったです」

──撮影も楽しみで。

桃月「お化けとかあまり怖くないタイプなので、“やだ、ホラー怖い!”みたいなのは全然なくて(笑)。“やった、ホラー出られる!”でした」

工藤「私は、以前ホラーに出させていただいたことがあったので、抵抗は少なかったですけど、タイプの違うホラー映画だったから、どうなるのかなっていうのはありました。あと、〝何かついてきたら嫌だな……〟っていう気持ちを抱えたまま、撮影に臨んでました」

──どちらかというと、信じてしまう。

工藤「私、めちゃくちゃ信じてます」

桃月「私も信じてますよ。信じてるんですけど、見えないから何の影響もなしって思ってるタイプです」

工藤「私も見えないけど、信じて、ビビるタイプです。たとえば、撮影が終わって家に帰ってきた時に、ぱって時計を見たら、ちょうど2時あたりだと、“うわっ、丑三つ時じゃん。嫌だな……”っていう気持ちになったり」

桃月「わかる。夜中2時、3時あたりって、お風呂に入るのを控えちゃう」

工藤「ためらいますよね」

桃月「でも、この時間に入らないと寝る時間がなくなるからって、気にせず入ったんだけど、結局、何もないことを知ってしまったので、〝自分はそういう影響を受けないタイプだ〟と思いながら、今まで生きています(笑)」

──ホラー作品を観るのはどうですか?

工藤「私は観ないです」

桃月「興味があるものは観ます。『死霊館』とか」

工藤「絶対、無理。最近、映画やドラマのサブスクが増えたじゃないですか。“何を観ようかな……”って探してる時に、一瞬、ホラーゾーンに突入するんですよ」

桃月「する!」

工藤「目線ずらしながら、すぐ動かしますもん(笑)。レンタルビデオ屋さんでも、ホラーコーナーの前を通るのも嫌なんですよ。あのパッケージが怖くて無理なんです」

撮影所で使ってないところはないんじゃないかって思うぐらい、使ってます

画像: 撮影所で使ってないところはないんじゃないかって思うぐらい、使ってます

──作品の舞台は、東京・練馬にある東映撮影所。桃月さんは「魔進戦隊キラメイジャー」(ヨドンナ役)、工藤さんは「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー」(早見初美花 /
ルパンイエロー役)の撮影が行われた場所ですが、こういう縁ある場所が舞台というのはいかがでしたか?

工藤「私は“1年通った母校に帰りました”みたいな気持ちもありつつ、懐かしみつつ撮影に臨みました。“あそこでお化けが出る”とか聞いたことがある話だったので、それが実際作品化されるってなると、初めて観られる方はシンプルに怖がっていただけるのかなと思います」

桃月「私も半年強通わせていただいてたんですけど、その時はセット撮影が多かったので、東映撮影所内のいろんな場所で撮影するっていうのはあまりなかったんです。だから、“こんなところがあったんだ”とか“こことここってこうやってつながってたんだ”とか、新しい発見が多くて。なんなら何回も迷ったぐらいだったので(笑)」

──意外と新鮮な場所でもあった、と。

桃月「そうなんです。でも、懐かしさっていう部分だったら、それこそ(東映撮影所に)通ってた時にお世話になってたスタッフさんが別現場でいらっしゃったりして、そこで“お久しぶりです”って挨拶できたりしたので、そこは嬉しかった部分でもありました」

──本当に撮影所を使いまくったなっていう印象があります。

桃月「撮影所で使ってないところはないんじゃないかって思うぐらい、使ってますよね」

工藤「本当に“どこ?”みたいなところまで使ってます」

桃月「“ここも東映撮影所なんですか?”みたいなところもあったりして(笑)」

あり得ないけど、あり得なそうな話ではあるなとは思いました

画像1: あり得ないけど、あり得なそうな話ではあるなとは思いました

──ありそうでなかった設定ですよね。

工藤「あったら困りますよね(笑)。でも、本物にこだわるという部分は、監督だったり役者だったり、みんな大事にしているところだと思いますし、スポーツを撮るにしても何を撮るにしても、事前準備で練習される方って当然たくさんいらっしゃるので、そういうところを思い返すと、嗜好としては間違ってないなっていう感じはします」

桃月「だけど、行き過ぎただけみたいな感じでね。究極体なだけであって、あり得ないけど、あり得なそうな話ではあるなとは思いました」

──8月13日に配信がスタートしました。最後にお一人ずつ、メッセージをお願いします。

工藤「この作品はホラーですけれども、幽霊の怖さというよりも、心理的描写がすごく怖く描かれているので、怖いのが苦手な方も、ぜひ勇気を出して挑んでいただければと思ってます」

桃月「ホラー映画が苦手な方もいらっしゃると思うんですけど、苦手な方でも意外と手を出しやすい作品にはなってるのかなとは思います。あと、配信とは別に、YouTube(TOEI Xstream theater)のほうでもリンクした私たちの企画が配信されてます。面白い内容の企画をたくさんやってますので、そちらも見ていただけたらと思います」

画像: Photo by Tsukasa Kubota

Photo by Tsukasa Kubota

画像2: あり得ないけど、あり得なそうな話ではあるなとは思いました
画像3: あり得ないけど、あり得なそうな話ではあるなとは思いました
画像4: あり得ないけど、あり得なそうな話ではあるなとは思いました
画像5: あり得ないけど、あり得なそうな話ではあるなとは思いました
画像6: あり得ないけど、あり得なそうな話ではあるなとは思いました

(作品紹介)
売れないアイドルグループ「ウィッシュ」のサキ(桃月なしこ)、カホ(寺本莉緒)、メイ(工藤遥)の3人に、大ヒットJホラー映画『ユガミ』の続編への出演オファーが届く。撮影場所は有名な映画やドラマを多数制作してきた東映撮影所。このチャンスを絶対ものにする、と決意を新たにする3人。だが、この撮影所には、これまで隠されてきたある秘密があった……。

『ようこそ東映殺影所へ』

(作品紹介)

出演:桃月なしこ 寺本莉緒 工藤 遥
   富田健太郎 川村海乃 若林元太 未梨一花 雪月彩瑛
   田中要次 嶋田久作
監督:髙橋 浩
脚本:光 伸春 / 髙橋 浩
制作プロダクション:東映東京撮影所
8月13日(金)配信開始

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