これから先も話題作が目白押しのマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)。そこで、今後の作品をさらに楽しむために今のMCUをおさらいできるキーワードをご紹介。シリーズファンの方も、これからの方も一緒に復習しませんか?(文・杉山すぴ豊/デジタル編集・スクリーン編集部)

キーワード1:「マーベル」

画像: 多くのヒーローを生みだしたスタン・リー氏 Photo by Axelle/Bauer-Griffin/FilmMagic

多くのヒーローを生みだしたスタン・リー氏 Photo by Axelle/Bauer-Griffin/FilmMagic

アベンジャーズ、スパイダーマン、X-MEN等の人気ヒーローを抱えるアメコミ界の大手。映画、ドラマ、ゲーム、テーマパーク、アニメ等あらゆるメディアに展開し世界中にファンがいます。伝説のクリエーター、故・スタン・リー氏は「ヒーローである前に人間として描く」をモットーとしそれ故登場人物に共感できるのが人気の秘密。

キーワード2:「MCU」(マーベル・シネマティック・ユニバース)

画像: 同じ世界観を共有するヒーロー達(『アベンジャーズ』より)

同じ世界観を共有するヒーロー達(『アベンジャーズ』より)

2008年の『アイアンマン』から始まったマーベル原作映画のシリーズは “一つ一つの映画は独立した作品であるが、すべての出来事が同じ世界観の中で起ったことであり、つながっている”という設定で展開され、この世界観のことをマーベル・シネマティック・ユニバースと言います。これによりヒーロー同士の共演が可能になりました。

キーワード3:同じ世界観を共有するヒーロー達

アイアンマンらを中心に結成された地上最強のヒーロー・チーム。立ち上げメンバーはアイアンマン、ソー、キャプテン・アメリカ、ハルク、ブラック・ウィドウ、ホークアイですが『アベンジャーズ/エンドゲーム』ではサノスを倒すべく集まった、すべてのヒーローたちをキャプテン・アメリカは“アベンジャーズ”と呼びました。

キーワード4:「S.H.E.I.L.D」「ヒドラ」「S.W.O.R.D」

画像: ヒーロー達を集結させたニック・フューリー(『アベンジャーズ』より)

ヒーロー達を集結させたニック・フューリー(『アベンジャーズ』より)

S.H.E.I.L.Dは世界平和を守る国際的な組織であり、そもそもアベンジャーズを作ろうとしていたのはここの長官ニック・フューリーでした。後にS.H.E.I.L.Dは悪の秘密組織ヒドラに内部から侵略されていたことがわかります。基本S.H.E.I.L.D のテリトリーは地球上での出来事ですが、新たに組織されたS.W.O.R.Dは主に宇宙からの脅威に対処するために作られたのです。

キーワード5:「ソコヴィア協定」

画像: 2大巨頭が決裂。そこへサノスが来襲した(『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』より)

2大巨頭が決裂。そこへサノスが来襲した(『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』より)

ヒーローたちがなんの規制も受けず行動するのは危険であり国連の管理下におくべきだという世論から生まれた協定。ソコヴィアとはアベンジャーズとウルトロンの戦いで消滅したヨーロッパの都市の名にちなみます。この受け入れをめぐってアイアンマンとキャプテン・アメリカが対立、アベンジャーズ分裂のきっかけになります。

キーワード6:「スクラル人」

画像: スクラル人たちはヒーロー達にも協力的(『キャプテン・マーベル』より)

スクラル人たちはヒーロー達にも協力的(『キャプテン・マーベル』より)

シェイプシフター(形を変えられる者)の異名があるエイリアン種族。その異名どおり、あらゆる人物に変身して地球上に潜伏しています。キャプテン・マーベル、ニック・フューリーと交流があります。当初は地球を狙う凶悪な存在と思われていましたが、逆に彼らこそ敵対するクリー人に追われる身であることがわかりました。

キーワード7:「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」

画像: 口は悪いが仲間想いのガーディアンズ(『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』より)

口は悪いが仲間想いのガーディアンズ(『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』より)

「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」宇宙を守るヒーロー・チーム。リーダーのスター・ロードことピーター・クイルは地球人と超宇宙種族セレスティアルズの一人であるエゴの間に生まれました。サノスに襲われ宇宙を漂うソーを救出したのがこのチーム。これによりアベンジャーズとガーディアンズはお互いの存在を知りサノスの野望を食い止めるため共闘しました。

キーワード8:「量子世界」

英語名クオンタム。超ミクロ世界のことでもありあらゆる物理的法則や時間の概念が変わっているという異世界。アベンジャーズはこの量子世界を使ってタイムトラベルすることが可能と考え、それが『アベンジャーズ/エンドゲーム』における時間泥棒作戦(各時代から失われたインフィニティ・ストーンを取り戻す)につながります。

キーワード9:「デシメーション」

画像: 最凶の敵サノス。彼の行動でMCUの世界に激変が(『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』より)

最凶の敵サノス。彼の行動でMCUの世界に激変が(『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』より)

宇宙魔人サノスによって一瞬にして全宇宙の人口の半分が消滅した悲劇のことです。サノスは宇宙の持続のためには宇宙の人口を半減すべきと考え、絶大な力を持つ神秘の石インフィニティ・ストーンを使いこの計画を実行。後にアベンジャーズの活躍によって消滅した人々は元に戻るのですが、これが新たな混乱を引き起こすことに。

キーワード10:「マルチバース」

画像: マルチバースにはもう一人の自分が? 写真は全員がロキ(『ロキ』より)

マルチバースにはもう一人の自分が? 写真は全員がロキ(『ロキ』より)

この宇宙には可能性の数だけ世界があり、それらがパラレル・ワールドとして存在している状態です。マルチバースは、ある時間軸に対し“NEXUS=分岐イベント”と呼ばれる異常事態が発生するとそこで時間軸が枝分かれし、枝分かれした数だけ、異なる時間軸を持つ世界が生まれるのでそれがマルチバース発生につながるようです。

キーワード11:「スカーレット・ウィッチ」

画像: 覚醒したワンダ(『ワンダヴィジョン』より)

覚醒したワンダ(『ワンダヴィジョン』より)

アベンジャーズのメンバーだったワンダが魔女アガサとの戦いで覚醒した姿。彼女のサイキック能力はヒドラの実験によって身に付いたものと思われていましたが、もともと彼女には魔女の血が流れていたのです。カオス・マジックという“もう一つの現実”を作る力があり、これもまたマルチバースが生まれる要因となりそうです。

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『アベンジャーズ』(2012)
バラバラに活動していた地球のヒーローたちが初集結(アッセンブル)。MCU 作品で度々話題に上がる「ニューヨーク決戦」が描かれた作品。

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014)
こちらは“ ガーディアンズ” 結成の物語。あることをきっかけに宇宙のお尋ね者たちが、銀河の平和を守ることになってしまう。

『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)
「ソコヴィア協定」の是非を巡りアベンジャーズが内部分裂。ウィンター・ソルジャーの問題も絡まり、ヒーロー同士で激しく争うことに。

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)
凶悪なヴィラン・サノスが本格的に地球へ侵攻。強大な力を持つインフィニティ・ストーンを巡り、ヒーロー達と各所で激闘を展開。

『キャプテン・マーベル』(2019)
舞台は1990年代。スクラル人を追う、記憶を失った戦士・ヴァースが地球に不時着。そこで記憶と力を取り戻して本当の敵と戦う。

『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)
「デシメーション」により人類の半分が消滅してから5 年後。失ったものを取り戻すため、ヒーロー達が再結集。サノスへのアベンジ(逆襲)に挑む。

『ワンダヴィジョン』
アベンジャーズの一員・ワンダが、死んだはずのヴィジョンと結婚生活を?シットコム形式で綴られる、スカーレット・ウィッチ覚醒の物語。

『ロキ』
主人公は雷神ソーの弟・ロキ。時間軸を守る組織TVA に捕らわれたロキは、時間軸の分岐を阻止するために別バージョンの自分を追う。

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