「あんた何者?」シャン・チーが力を解き放ち、父と対峙する新予告映像
最新予告映像は、サンフランシスコのホテルで働き“ショーン”として暮らしていたシャン・チー(シム・リウ)が、彼の父であり犯罪組織《テン・リングス》のリーダーであるシュー・ウェンウー(トニー・レオン)による刺客の襲撃を受ける場面からスタート。
走り続ける狭いバスの中、驚異的な武術を駆使し手に汗を握る激しい高速バトルを繰り広げる。特にこのシーンは公開前からも注目を集めていたが、スクリーンで見た観客からは「とにかく格闘シーンが抜群にカッコいい!」「キレッキレのキレすぎアクション!」と大好評。
シャン・チーを演じたシム・リウは本作のアクションについて「スタント・パフォーマーたちは、世界中からやって来た。モンゴル、中国、オーストラリア、カナダ、アメリカといったね。僕たち全員が集まって、お互いに学びながら仕事をしたんだ。僕がオーストラリアに到着した時から、撮影開始前の3ヶ月間、彼らが僕に見せてくれたものにすごく驚かされた。」と語っている。
一方で、映像には多彩なアクションと同時に、シャン・チーが自分の運命と葛藤し、ヒーローとして目覚めていく姿も垣間見える。彼には、組織の後継者になることを期待されていたが、最強ゆえに自ら戦うことを禁じその運命から逃げ出した過去がある。しかし、自らの運命に葛藤しながらも過去と向き合い、運命を受け入れ、徐々に“本当の強さ”に目覚めていく。
マーベル・スタジオ社長でもあり本作の総制作指揮をとったケヴィン・ファイギは、本作をただのアクション映画ではなく「自分の父親がそもそも世界有数の犯罪者の一人であることに気づく若者のストーリー」だと明かす。「シャン・チーはその事実を乗り越えて進化するために、どうやって立ち向かえばよいのかを見出さなければなりません。今回の映画では、彼の父親への世間の認識や彼の認識は、シャン・チーが最初に考えていたものよりも、ずっと複雑なものだったことが示されます。そこが物語の原動力として素晴らしいものであり、私たちはそこを掘り下げたいと考えたのです」とアクションだけでなく、シャン・チーと父シュー・ウェンウーのドラマ性も重視したことを明かした。
シム・リウも「これまでのマーベル映画では決して見られなかったシーンや場面に驚かされるはずだよ。そういうシーンに衝撃を受けて魅了されることになると思うんだ。とにかく観てもらわなければ信じてもらえないだろうけれどね。」と自信を見せている。
『シャン・チー/テン・リングスの伝説』大ヒット公開中
原題:Shang-Chi and the Legend of the Ten Rings
■全米公開:2021年9月3日
■監督:デスティン・ダニエル・クレットン
■出演:シム・リウ、トニー・レオン、オークワフィナ、ミシェル・ヨー
■配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
©Marvel Studios 2021