徹底的なこだわりと製作規模の巨大さを感じられるメイキング映像
本作は『ダークナイト』『インターステラー』の脚本を手掛けたジョナサン・ノーランが製作を担い、「ゲーム・オブ・スローンズ」を超える視聴率を記録した「ウエスト・ワールド」のリサ・ジョイが監督を務めたSFサスペンス。主演は『グレイテスト・ショーマン』『X-MEN』シリーズのヒュー・ジャックマン、共演はレベッカ・ファーガソン、タンディ・ニュートンら豪華キャストが集結している。
リサ監督は作品の世界を映像と音楽で伝えるために、信頼のおける大ヒットドラマシリーズ「ウエストワールド」のスタッフに声をかけ、撮影のポール・キャメロン、美術のハワード・カミングス、編集のマーク・ヨシカワ、音楽のラミン・ジャヴァディを本作でも招集。
「美術のハワードは無理な注文に慣れていますし、いつも不可能を可能にしてくれる。まさに超人力の持ち主なんです。今回は『マイアミ一帯を冠水させてほしいの。それもニューオリンズで』とお願いしたんですが、ハワードは笑いながら『了解。マイアミを水浸しにしてみせましょう』と約束してくれました」と旧知の仲であるからこそのやり取りを明かした。
そして、今回解禁となったメイキング映像ではニューオリンズの廃業した遊園地跡にマイアミを模したセットを建設し、実際に水に沈めた中で撮影に臨んでいるキャスト、スタッフ陣が映っている。
ボートを漕いでいるヒューを水に浸かりながら撮影するカメラマンや、笑顔でセット内を歩くリサ監督の姿が収められている。ニューオリンズにある廃業した遊園地“ジャズランド”にマイアミを建設することが叶ったリサ監督は「全員が長靴と防水ズボン姿でボートを追いかけるはめになりました。でも、楽しい現場になったし、イメージ通りの画を撮ることができたんです。キャストをはじめ、セットを用意してくれ、水中撮影を敢行したスタッフに心から感謝しています。実写にはCGでは出せない良さがある。実物のセットの中で撮影した映像は迫力が違います」とこだわり抜いた撮影現場に自信を覗かせている。
また、別のシーンの撮影時には主人公のニックが働く“バニスター&アソシエイツ”の事務所をつくるために、制作チームはニューオリンズのフレンチクオーターの一区画を、撮影のために1フィート(約30センチ)の高さまで実際に浸水させて撮影に臨んでいたものの、市の条例に従い、撮影期間中ずっと2時間おきに排水しなくてはならなかったという。徹底的なこだわり、そして製作規模の大きさがうかがい知れるエピソードだ。
リサ監督の熱意には主演を務めたヒューも「リサは監督として伝えたいことが山ほどあると思う。私が芝居を学んでいた時は『映画には何か伝えたいことがなければいけない』と教えられたが、リサは間違いなくそれをやっている。この映画は意図的にそう遠くはない未来を想定している。マイアミに影響を与えている気候変動に、所得格差を取り巻くあらゆる問題等、起きている多くのことは今まさに表面化してきていることだ。私はそんな映画が好きだ。一方ではエンターテイメント性と素晴らしいストーリーで魅了する」と称賛しつつ、「もう一方で、観る者の記憶に残り、映画館を出たときに外の世界を違った視点で見るようにさせてくれる。そんな映画だ。そしてリサはその能力をしっかり持っている」とリサ・ジョイ監督を中心に作り上げた、圧倒的なSFの世界のスケール感とその世界を舞台に描かれるストーリーによる本作の完成度に太鼓判を押している。
『レミニセンス』は9月17日(金)劇場公開、IMAX® 同時公開
出演:ヒュー・ジャックマン(『グレイテスト・ショーマン』『ローガン』『レ・ミゼラブル』)レベッカ・ファーガソン( 『グレイテスト・ショーマン』『 『ミッション・インポッシブル』シリーズ)、タンディ・ニュートン(「ウエストワールド」)、ダニエル・ウー(『トゥームレイダー ファースト・ミッション』)
製作:ジョナサン・ノーラン (『メメント』原案、『インターステラー 』脚本)、リサ・ジョイ
監督:リサ・ジョイ(HBOドラマ「ウエストワールド」プロデューサー)
原題:REMINISCENCE
オフィシャルサイトURL:https://wwws.warnerbros.co.jp/reminiscence-movie/index.html
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