「ホワット・イフ…?」とは?
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)で実際に起こった出来事をベースに様々な“もしもの物語” が描かれる、MCU初のアニメ―ション・シリーズ。
監督:ブライアン・アンドリュース
声の出演:ヘイリー・アトウェル、チャドウィック・ボーズマン、サミュエル・L・ジャクソン、ジェフリー・ライト
第1話:「もしも…キャプテン・カーターがファースト・アベンジャーだったら?」
ペギー・カーターが超人血清を受けスーパーソルジャーになった世界!スティーブはトニーの父ハワードが作ったテッセラクト(四次元キューブ)で動くアイアンマン・スーツ(マークⅠに似ている)を装着。カーターは英国軍だからキャプテン・アメリカとは名乗らず、キャプテン・カーターというヒーロー名。盾もコスチュームも星条旗ではなく英国の旗ユニオン・ジャック(コミックにおける、キャプテン・ブリテンという英国版キャプテン・アメリカのイメージを踏襲)。
最後に出てくる異次元モンスターは、コミックではドクター・ストレンジのヴィランであるシュマゴラスです。実はこのキャプテン・カーター、次のドクター・ストレンジ映画に出演の噂あり。
第2話:「もしも…ティ・チャラがスター・ロードになったら?」
ピーターを拉致するつもりだったラヴェジャーズが、間違えてティ・チャラをワカンダから宇宙に連れて行ってしまう。ティ・チャラはスター・ロードとなりますが、映画とは違いティ・チャラ版スター・ロードは“ ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー” を結成しません。あくまでラヴェジャーズの一員。しかもサノスは改心しネビュラと仲直り? そしてアベンジャーズを倒したと思われるコレクターと戦う(コレクターが彼らの武器をコレクションしているので)。
今回ティ・チャラの声はチャドウィック・ボーズマンさんが当てています。最後のMCU出演。日本語吹替も素晴らしいのですが、ぜひチャドウィック ・ボーズマンさんの肉声でもお楽しみください。
第3話:「もしも…世界が最強のヒーローたちを失ったら?」
映画のようにアベンジャーズのメンバー:アイアンマン、マイティ・ソー、ハルク、ブラック・ウィドウ、ホークアイが揃わず、アベンジャーズが誕生しなかったら? の世界を描きます。しかも彼らが次々と殺されるというミステリー仕立て! ナターシャが事件の核心をつきますが、ここは日本語吹替版を観ている人と字幕版を観ている人で運命が分かれます(笑)。
字幕版は犯人の狙いは「すべて“ 希望” のため」ですが、日本語吹替版は「すべて“ ホープ” のため」で、ここでピンとくる人は犯人の目星がつきます。映画『インクレディブル・ハルク』で描かれたキャンパス・バトルをモチーフにしながら、ここで不死身のハズのハルク殺害方法がすごすぎます。
第4話:「もしも…ドクター・ストレンジが手の代わりに恋人を失ったら?」
映画『ドクター・ストレンジ』で描かれたオリジン(誕生秘話)をなぞっていますが、彼が魔法使いになるきっかけが恋人のパーマー医師を甦らせるためだったら? から始まる“もしも” の世界。さらにこの世界の中で“パーマーを生き返らせる” “生き返らせない”の2 つの分岐が生じ、それぞれの選択をしたドクター・ストレンジ同士が戦います。
本作で初めて、このシリーズの案内人であるウォッチャーが劇中で起こる出来事についてちょっと踏み込んだ発言をします。 映画『アイアンマン』に登場した女性ジャーナリスト、クリスティン・エヴァーハート(演じるのはレスリー・ビブ)がニュース番組シーンでチラっと登場します。こういうところがマニアック!