“キャンディマンはダークヒーロー”と語るニア・ダコスタ監督のコメントも到着!
解禁された映像は主人公アンソニーが、カブリーニ=グリーンに住んでいるウィリアムに「彼は何者?」と尋ねるシーンから始まる。「全ての始まりの一人目は、1890年代だ」と語り始めるウィリアムと同時に、映像には切り絵で過去の出来事が。そこでは富裕層に画家として雇われていた青年ダニエル・ロバタイルが、絵のモデルだった一家の娘と恋に落ちたことが父親に知られてしまい、肉吊りフックやハチを使った無残な方法で必要以上に嬲られ、殺されてしまったことが明かされる。
ウィリアムは続けて「だが、あんなひどい物語や苦痛は、永遠に続く。それがキャンディマンだ」と語気を強めながらアンソニーに語りかける。理不尽な差別から生まれ、その怒りを引き継ぎ都市伝説となったキャンディマン。一概に悪役とは言い切れないキャンディマンの存在は本作でどのように描かれるのか?益々期待が高まる!
鏡に向かって、その名を5回唱えると、キャンディマンが姿を現し、体を切り裂かれるという都市伝説からも、人々に恐怖を与える忌々しい存在として認識されているキャンディマン。しかしニア・ダコスタ監督は、差別から生まれ、その怒りを背負って立ち上がるキャンディマンを「彼は確かにモンスターだと思います。しかし、ある意味でダークヒーローでもあると思います」とも説明。そして「彼は間違いなくモンスターです。ホラー映画ですからね。ある種の "悪役 "であることは間違いありません。しかし、誰が彼をモンスターと決めたのか、誰が彼にその名前を与えたのか、そもそも彼はどうやってそこにたどり着いたのか、といったことを分解したかったのです」とキャンディマンの恐ろしいイメージの裏に隠された背景も意識して映画を制作したことを明かしている。
鬼才ジョーダン・ピールと期待の新鋭ニア・ダコスタ監督によって、新たに描かれる凶悪殺人鬼キャンディマンの物語に期待したい。
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