印象的なテーマソングとともに各作品の名場面が続々登場!
今回解禁となった予告編は『ゼイリブ』で強烈なインパクトを放つドクロ顔エイリアンがニュースを読む衝撃のシーンでスタート。続いて40年ぶりの劇場上映となる『ニューヨーク1997』(1981)のスネーク・プリスキン (カート・ラッセル)が、映画史に残る名セリフ「スネークと呼べ」と言い放つ。印象的なオープニング曲も聴き逃せない。
続く『ザ・フォッグ』(1980)では、「6人は呪われて死ね」と書かれた木の板から水が滴り突如発火し、ラジオDJのスティーヴィー(エイドリアン・バーボー)が悲鳴を上げる。そして、霧とともに現れた亡霊たちが100年前の怨みを晴らすために人々に襲い掛かる様子が映し出される。
『ゼイリブ』(1988)ではエイリアンの正体を見破れるサングラスをかけたネイダ(ロディ・パイパー)が「告げ口はやめな」と銃口を向ける。町は侵略され、実はエイリアンと「OBEY」などのサブリミナルメッセージで溢れかえっていたのだ。また、サングラスを「かけさせたい」「かけたくない」という2人によるプロレス(?)の一端も垣間見ることができる。
ジョン・カーペンター印とも言えるシンセサイザーが特徴的なエレクトロニックなミュージックとともに3作品の名シーンを楽しめる本予告編。レトロスペクティブ2022への期待がさらに高まること間違いなしだ。
三者三様で各作品の世界観を表現した豪華なイラスト
今回、あわせて、超豪華イラストレーターたちによる3作品のイラストも解禁。『ニューヨーク1997』のイラストは、「SCREEN」や「ケトル」などの表紙イラストを手掛ける、うえむらのぶこ氏による描き下ろし。
哀愁漂う表情で佇むスネークを中心に配置し、豪華なメインキャラクターたちが囲んでいる。SF色の強いネオンカラーを用いて、本作独特の世界観を見事に描き上げた。
『ザ・フォッグ』はイラストレーターのレイナス氏が手掛け、怨念ホラーを可愛らしいタッチでポップに再現。さらにストーリーに加え、製作エピソードなどが盛り込まれている。
『ゼイリブ』は、「週刊SPA!」で連載中のヒップホップ漫画「少年イン・ザ・フッド」の著者SITE氏(Ghetto Hollywood)が、挿絵で描いたイラスト。
『ゼイリブ』の大ファンだというSITE氏が描いたのは、サブリミナル広告に満ちた空間でドクロ顔エイリアンがタバコをくわえながら漫画を読む姿。SITE氏による渾身のゼイリブへのオマージュイラストだ。
今後もレトロスペクティブ2022を盛り上げるお祭り企画が続々発表されるとのこと。楽しみにしておこう。「ジョン・カーペンター レトロスペクティブ2022」は1月7日(金)、ヒューマントラストシネマ有楽町/新宿武蔵野館/UPLINK吉祥寺にて3週間限定公開。
『ニューヨーク1997』
© 1981 STUDIOCANAL SAS - All Rights Reserved.
『ザ・フォッグ』
© 1979 STUDIOCANAL All Rights Reserved.
『ゼイリブ』
© 1988 STUDIOCANAL S.A.S. All Rights Reserved.