大人気アニメーション『アダムス・ファミリー』の映画第二弾。あのキモカワ家族が絆を深めるドライブ旅行に! 前作から引き続き、日本語版吹替の担当をするモーティシア役の杏さんとゴメズ役の生瀬勝久さんに、本作の見どころをたっぷりとお話いただきました!
Photo/久保田司 Text/奥村百恵 Hair&Make/中野明海(杏)、田中智子(生瀬) Styling/佐伯敦子(杏)、中谷東一(生瀬)

ーー前作『アダムス・ファミリー』の続編が決まった時はどのような心境でしたか?

生瀬「実は前作の舞台挨拶の時に、2ができるかもしれないという話を聞いていたんです」

杏「ただ、それは本決まりというわけではなくて、“続編も作りたいですね”みたいなニュアンスだったんですよね?」

生瀬「そうそう。そういう“続編やるかも”っていうのはだいたい決まり文句だからね(笑)。だけど続編ができることを信じて、『また会いましょうね』なんて言っていたら、本当に本作が決まって。同じキャストで吹き替えができるのを楽しみにしていました」

ーー本作を通して、“声のみで演じることの難しさや面白さ”をどんなところに感じましたか。

生瀬「僕は声優のプロではないので、声優さんのアフレコのやり方とはかなり違うと思うんです。僕なりに一生懸命チャレンジさせていただいているのですが、毎回難しいなと感じますね」

杏「確かに難しいと感じることもありますが、アニメ作品は実写と違って人間ではないキャラクターや自分とはかけ離れた役柄を演じられるのが面白いなと今回改めて実感しました。それこそいまはコロナ禍で海外ロケが難しいですが、アニメであればどんな場所でも自由に行くことができますし、普段実写ではなかなかできない爆破シーンや空を飛ぶシーンなども可能ですよね。本シリーズで、わたしはモーティシアの外見とソックリと言われていますが、変わった歩き方というか、変わった移動の仕方をするので(笑)、そういう意味でも演じていて面白かったです」

画像1: 『アダムス・ファミリー2 アメリカ横断旅行!』杏&生瀬勝久のアダムス夫妻スペシャル対談
画像2: 『アダムス・ファミリー2 アメリカ横断旅行!』杏&生瀬勝久のアダムス夫妻スペシャル対談

ーー演じていて楽しかったシーンも教えていただけますか。

杏「ロードトリップで色んな名所を回っているシーンが楽しかったです」

生瀬「キャンピングカーで移動するシーンはどれも楽しかったよね」

杏「“アダムスファミリーってアメリカに住んでたんだ!”と驚いたシーンもありました(笑)」

生瀬「思いっきり住んでる場所の地名が出てたからね(笑)。僕はロードトリップのシーンを演じたあと“もしアダムスファミリーが日本に来たらどんな場所を訪れるだろう?”と想像しました。もしも自分が知っている場所を訪れたとしたら、今よりももっと彼らに親近感が沸いてしまうかも(笑)」

杏「それすごくわかります! でも彼らが訪れた場所に住んでいる人からしたら…」

生瀬「『うわ〜! あいつら来ちゃったよ!』なんて言われるかもしれないよね(笑)」

杏「できれば温かく迎えてあげて欲しいですけどね(笑)。そういえば、ロードトリップのシーンには道路の標識の地名がクリスタル・レイクやオーバールック・ホテルなどホラー映画関連の地名が登場するので、是非そこもチェックしていただけたら嬉しいです」

ーーもしも実写化のお話がきたらどうしますか?

生瀬「僕はやらないです(笑)」

杏「パグズリーに拷問されちゃいますしね」

生瀬「それだけは絶対にやりたくない(苦笑)」

杏「私は悠長に腕を組んでいればいいですけど(笑)」

生瀬「でも足がウニャウニャして大変じゃない?」

杏「移動するシーンはドローンみたいなものに乗って撮影すればいけそうな気がします。生瀬さんは私以上に見た目がゴメズにソックリなので、本国の方が驚くかもしれませんね(笑)」

画像3: 『アダムス・ファミリー2 アメリカ横断旅行!』杏&生瀬勝久のアダムス夫妻スペシャル対談
画像4: 『アダムス・ファミリー2 アメリカ横断旅行!』杏&生瀬勝久のアダムス夫妻スペシャル対談

ーー前作の公開イベント時に、フェスターおじさん役の秋山竜次さんが「せっかくファミリーになったから1回は家族っぽいことをしてみたい」とおっしゃっていたのですが、状況が落ち着いたらみなさんで出かけてみたいところはありますか?

杏「なかなかゆっくり話せる機会がないので、状況が落ち着いたらみんなでご飯を食べたいです」

生瀬「僕はみんなでアダムスファミリーのコスプレをして、バスを貸し切って美味しいものを巡るツアーに行きたいです」

ーーめちゃくちゃ目立ちそうですね(笑)。

生瀬「バスを降りた瞬間に異様な目で見られるかもしれない(笑)」

杏「でも楽しそうだからいつか実現してみたいです!」

杏/モーティシア役

1986年生まれ、東京都出身。主な出演作はドラマNHK連続テレビ小説「ごちそうさん」(13)、日本テレビ「偽装不倫」(19)、TBS日曜劇場「日本沈没-希望のひと-」(21)、映画『CUBE 一度入ったら、最後』(21)など。22年公開の映画『鹿の王 ユナと約束の旅』、『とんび』に出演。

画像5: 『アダムス・ファミリー2 アメリカ横断旅行!』杏&生瀬勝久のアダムス夫妻スペシャル対談

ーー最後に、SCREEN ONLINE読者に向けてお2人がご覧になった映画をご紹介いただきたいのですが、オススメの映画を教えていただけますか。

生瀬「『グラン・トリノ』がオススメです。僕は監督としても俳優としてもクリント・イーストウッドがすごく好きで、彼の作品は全て観ています。有名ではない俳優さんをメインで使っていたりするので、まるでドキュメンタリーを観ているような感覚になりますし、興行収入を気にするスポンサー陣に媚びずに自分のやりたいことを貫いている姿勢がカッコいいなと思います」

杏「私は『グレイテスト・ショーマン』。もし日本で舞台化するなら絶対に出演したいです。もうひとつオススメなのが、1966年のフランス映画『男と女』。主演のアヌーク・エーメがすごく美しくて “私もこういう風になりたい”と思いました。2019年には『男と女』の続編『男と女 人生最良の日々』が公開されていて、89歳のいまも現役で輝いていらっしゃるのがすごいなと思いますし憧れます」

画像6: 『アダムス・ファミリー2 アメリカ横断旅行!』杏&生瀬勝久のアダムス夫妻スペシャル対談

生瀬勝久/ゴメズ役

1960年生まれ、兵庫県出身。最近の主な映画出演作は『コンフィデンスマンJP』(19・20・22)、『あなたの番です 劇場版』(21)、映画吹替は『アダムス・ファミリー』(20)、『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE 〜2人の英雄(ヒーロー)〜』(18)、『怪盗グルーのミニオン大脱走』(17)など。

1/28(金)公開

アダムス・ファミリー2 アメリカ横断旅行!

監督:グレッグ・ティアナン、コンラッド・ヴァーノン

出演:オスカー・アイザック、シャーリーズ・セロン、クロエ・グレース・モレッツ 他

吹替:杏、生瀬勝久、二階堂ふみ、堀江瞬、秋山竜次、京田尚子、大塚明夫

配給:パルコ ユニバーサル映画

画像: ©2021 Metro-Goldwyn-Mayer Pictures Inc. All rights reserved.

©2021 Metro-Goldwyn-Mayer Pictures Inc. All rights reserved.

SCREEN3月号に、杏さん&生瀬勝久さんのスペシャルインタビュー詳細を掲載

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