2022年2月10日から開催されていた世界三大国際映画祭の一つ、ベルリン国際映画祭がコンペティション部門の受賞結果を16日発表。
グランプリの金熊賞にはスペインのアルカラスという土地で桃農家で働く人々の苦難を描いたカルラ・シモン監督の『Alcarras』が受賞し、昨年のカンヌ、ベネチアに続いて女性監督が最高賞を受賞する結果になった。
次いで審査員グランプリには常連ホン・サンス監督の新作『The Novelist’s Film』が選ばれ、ホン監督は昨年の脚本賞、一昨年の監督賞に続いて三年連続受賞の快挙。おもな結果は以下の通り。
金熊賞『Alcarras』(カルラ・シモン監督)
銀熊賞(審査員グランプリ)『The Novelist’s Film』(ホン・サンス監督)
銀熊賞(監督賞)クレール・ドゥニ(『Bose Side of the Blade』)
銀熊賞(審査員賞)『Robe of Gems』(ナタリア・ロペス・ガラルド監督)
銀熊賞(主演俳優賞)メルテン・カプタン(『Rabyie Kurnaz vs George W. Bush』)
銀熊賞(助演俳優賞)ラウラ・バスキ(『Before, Now & Then』)
銀熊賞(芸術貢献賞)『Everything Will Be OK』(リッティ・パニュ監督)
銀熊賞(脚本賞)『Rabyie Kurnaz vs George W. Bush』
スペシャルメンション 『A Piece of Sky』ミヒャエル・コッホ監督