今オスカーに一番近い作品の一つとして注目を集めている映画『ベルファスト』(配給:パルコ)が2022年3月25日(金)にTOHOシネマズ シャンテ、渋谷シネクイントほか全国公開。本作で製作・監督・脚本を務めたケネス・ブラナーのインタビュー映像が解禁となる。

ケネス・ブラナーの自伝的作品

本作は、俳優・監督・演出家として映画や舞台の最前線で活躍し続けるケネス・ブラナーが、自身の幼少期を投影した自伝的作品であり、北アイルランド ベルファスト出身のブラナー自身が監督・製作・脚本を努め上げた。先日行われた第94回アカデミー賞®ノミネート発表では、作品賞、監督賞、助演女優賞、助演男優賞、脚本賞、主題歌賞、音響賞の7部門でノミネートを果たし、今オスカーに一番近い作品の一つとして注目を集めている。

画像: ケネス・ブラナーの自伝的作品

今回、そんなブラナーのインタビュー映像が解禁された。映像内では、いま、この時代に、故郷であるベルファストを舞台に自伝的作品を作り上げた想いや、こだわりのキャスティング秘話、そして、自分自身を投影させた役柄を託した子役ジュード・ヒルへの絶大な信頼といった撮影エピソードを明かしている。

「ベルファストは物語に事欠かない街だ。特に1960年代の後半のベルファストは街の歴史上最も過酷な激動の日々だった」と語り始めるブラナー。「あの日々はずっと僕の頭にあって"僕らが故郷で過ごしたあの時代の物語をいつか脚本にしようと思っていた。」と長年、自身の幼少期の思い出を映画にしようと機会を探っていたそう。そんな中、コロナ渦というパンデミックが起こり、過激さは違えども、世界中の人が一瞬で世界が変わっていく様を目の当たりにしていると感じ、最初のロックダウンが始まった2020年頃に脚本を書き始めたのだとか。

いま、世界中の人々が、変わりゆく世界に立ち向かう日々を生きる中、劇中でも、過酷な時代の変化に戸惑い、苦悩しながらも前を向き、未来へと突き進む家族の物語が描かれている。ブラナーは今回、故郷と自身の幼少期の想いを込めた本作を手掛けるにあたり、アイルランド出身のキャスティングにこだわったそう。「あの国と縁が深いキャストだ」と明かしており、「ジェイミー・ドーナンはベルファストの出身でホーリーウッドという街に住んでいた。祖父役のキアラン・ハインズは僕の実家からたった1キロ半の場所に住んでいたんだ。」と驚きの事実を語っている。
カトリーナ・バルフやジュディ・デンチにもアイルランドの血が流れており、「この映画では出演した俳優たちがとても前向きなエネルギーを加えてくれたと思う。彼らは“家族”だったね。」と役者陣へ絶大な信頼を寄せていた。特に、自身を投影させた少年バディを演じたジュード・ヒルに対しては「すばらしい仕事をしてくれた。僕らがジュードを見つけ出した瞬間、彼の才能はまさに開花したんだ。」と絶賛。

画像: 【特別映像】『ベルファスト』ケネス・ブラナー監督インタビュー youtu.be

【特別映像】『ベルファスト』ケネス・ブラナー監督インタビュー

youtu.be

ブラナーは、「この作品を観て、頑張る彼らの姿に力をもらってほしい。」とも明かしており、9歳の少年バディの目線を通して描かれるモノクロの世界観と、抗うことのできない変化に戸惑い葛藤しながらも、決してうつ向くことなく、笑顔とユーモアを持って未来へと一歩踏み出す人々の力強さを描いた本作に、感動とエネルギーをもらえること必至!

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