テーマカラーの黒と赤、そして夕暮れのゴッサム・シティがスクリーンいっぱいに映し出された会場には公開を待ちきれないバットマンファンが集結&全国各地からリモート参加した。予告編の上映に会場のボルテージが一気に挙がる中、俳優の磯村勇斗、鈴木伸之が颯爽と登壇。二人の背後にはリモート中継で参加をするバットマンファンの姿が映し出され和やかにイベントがスタート。
二人はいち早く本作を観た感想として、磯村は「また新しいバットマンが誕生しましたね!ミステリー要素もある中で、若くて未熟で心が揺らいでいるブルース/バットマンの姿を見てなぜか自分も感情移入して寄り添いたくなるバットマンでした。静かな中にも感情の起伏があって、すごく見応えがありました。」と語り、鈴木は「スケールが大きい!臨場感がすごい!静と動の対比がはっきりしていて、世界観に引き込まれていく。最後の最後まで瞬きを惜しむくらいの充実した時間でした。」と熱弁。マスクをしている時の目の動き、過去を背負いながら真っすぐ真実を追う強い目が印象的だったこと、闇の中から現れ、生身で泥臭く戦うところが好きと印象的なシーンを挙げた。
磯村は「バットマンを観たことがない人も楽しめる。『ジョーカー』を観た人はハマるはず」と語り、一方で鈴木は自身のネタバレの癖を戒めながら、同世代の友だち、俳優仲間、家族・・と周り
にいる人すべてをあげ観終わった興奮を誰に伝えたいか、だれに勧めたいか談義が繰り広げられた。
すると会場が暗転するやいなや、ロバートとゾーイが登場。まるで日本に降り立ったかのような華々しい演出に会場からは歓喜の声が上がった。
ロバートは「日本の皆さん、こんにちは。こんな登場の仕方をするなんてまるで未来にいるかのよう!」、ゾーイは「日本は世界の中でも最も好きな場所のひとつ、行けなくて残念でしたが今日は楽しんでくれたらうれしいです」とそれぞれ挨拶。ゴッサム・シティからの登場を受けて磯村は「鳥肌がすごく立ちました…!(笑)お会いできてうれしいです、ゾーイさんとは目が合っている感じがするんですけどね」とモニター越しに二人を笑わせていた。
ロバートとゾーイへそれぞれバットマン、キャットウーマンとの共通点を聞くと、ロバートは「僕らにあまり多くはないんですけど、何かに対しての執着や脅迫観念を感じる所はあるかもしれない」「彼女はとても女性らしくてタフ、自分の信じていることのために戦うことのできる女性、そういう所を私も持っていると思いたいです」とコメントした。
続いてロバートの背中の筋肉が気になったという磯村が身体づくりについて問いかけると、ロバートは「バットマンになりたての設定なので、彼は一晩中ストリートファイトをして、不眠だし食べていないはず。筋肉を付けつつ体重は増やさないという変わったワークアウトをしました」と一風変わった体作りになったことを明かした。
鈴木が気になったのはアクションシーン。「いちばん大変だったシーンは?」との質問にロバートはは<冒頭の駅のプラットフォームでのアクション>を挙げ、「どのシーンもそれぞれがユニークな撮影で挑戦だったけど、撮影の序盤で殺陣もあるし、雨が降っている、バットスーツにもまだ慣れていなくて、まさか水に濡れたおかげて25キロも重くなるなんて思わなかった!」と過酷な撮影の裏側に会場も驚き。一方ゾーイは、アクションでありながら、キャラクターの感情を落とし込む表現をコレオグラファーとともに突き詰めたことを明かした。
そして、今回来日が叶わなかった二人へ、磯村、鈴木が日本で連れていきたい場所を提案。磯村が<新宿・歌舞伎町>に連れて行きたかったと語ると、スクリーンに新宿歌舞伎町の夜景が映し出され、二人は瞬く間にネオン看板に包まれた。
歌舞伎町を案内したい理由について磯村は「“日本のゴッサム・シティ”なのだと説明。結構悪いこともこの街は起きるのでぜひバットマンに偵察してもらいたいです」と語り、ロバートは「バットシグナルさえたいてくれればいつでも駆けつけるよ!」と語り、続けて「その時は私も一緒にいくわ!(笑)」と新宿・歌舞伎町の夜も守ることを高らかに宣言した。
実はロバート、約15年前『ハリーポッターと炎のゴブレット』のキャンペーンのために来日した際、歌舞伎町に行ったことを明かし「ぜひ、また行きたい」とコメント。二人を日本の寿司屋へ案内したいという鈴木は「お寿司屋さんへ二人を連れて行って、“最高”に美味しい魚を、“最高”の二人に食べていただき、“最高”の笑顔を見たい。」と熱く語った。
『THE BATMAN-ザ・バットマン-』
3月11日(金)全国公開
配給:ワーナー・ブラザース映画
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