監督のオタクっぷりがあふれ出る!
本予告篇の冒頭、マカロニ・ウエスタン調の曲にのって登場するのは、『女囚さそり』シリーズ(72~73)の梶芽衣子を連想させる黒ずくめの衣装を着たカレン・ギラン。「“会社(ファーム)”と呼ばれる男たちがいる。ずっと昔から商売しているんだけど、後始末が必要になると、私を送り込む」とセリフを吐きながら暗殺組織と死闘を繰り広げる――。
「この映画は誇張された現実を舞台にしている。名前もなく、時代も超越した架空の街で、衣装から車、小道具、そしてキャラクターそれぞれの見た目、そのすべてがさまざまなジャンルや時代にインスパイアされている。鮮やかな色彩にあふれ、楽しくてポップで魅力的な世界を作ったんだ」とパプシャド監督が言う通り、舞台となるのは、19世紀ネオバロック様式の図書館や、いかにもアメリカ的なダイナー、妖しいネオンがきらめくボウリング場など。男も女もほぼ全員が殺し屋という登場人物たちが、2丁拳銃やハンマー、ガトリング砲、メリケンサックなどありとあらゆる武器を手に暴れまくる。
「素晴らしいキャストとスタッフと一緒に、このクレイジーで愉快でバイオレントではちゃめちゃな映画を作ることができた。いろいろなジャンルをミックスしたミルクシェイクみたいな映画なんだ」と自他ともに認める映画オタクっぷり全開でメッセージを寄せた。
各界著名人からも絶賛コメント!
王谷晶さん(作家)
カワイイのにかっこいい? 否、カワイイからかっこいいのだ! 片手にピストル心に札束、唇にはミルクシェイク。邪魔する奴らはブッ潰し、銃にゃ強いが情にはもろく、背中で泣いてる仔虎のスカジャン。女と女が暴れまわる、今こそ観たい大活劇!
小島秀夫さん(ゲームクリエイター)
カラフルでポップな色設計、ハイセンスなルック、ファッション、サウンドや台詞も最高。少女暗殺者モノはもうお腹いっぱいだと思ったが、これは別腹。流石は「オオカミは嘘をつく」の監督。笑えて、萌えて、キュンとなる甘さ。映画オタクの為の高カロリーな絶品スィート!
阪元裕吾さん(映画監督)
おもしろい!あの手この手でシチュエーションを変えて戦うから見てて飽きないし、制作陣の映画愛が伝わってくる楽しい作品でしたよ!日本でもこういうポップコーンムービーが年間20本くらい作られたらいいのになあと思います!
野水伊織さん(声優)
強くなるためには可愛いものと甘いものを排除しなくちゃいけないなんて誰が決めた!?キュートなスカジャンにパンダのキャリーケースで、理不尽な奴らをブチのめす姿がクソかっこいい!好きなものや姿形を変えなくても、私たちは強く在ることができるんだ。一緒に暴れたくなる新時代シスターフッドの決定版!
深町秋生さん(ミステリ作家)
『グロリア』や『テルマ&ルイーズ』、あるいは『キル・ビル』などの流れを汲む快作というべきか。悪党どもをしばき倒す女たちはいつだってクールだ!
宇垣美里さん(フリーアナウンサー)
極彩色のネオンに彩られたハードな世界で繰り広げられる美しく血生臭く息つく暇もないアクションシーンにうっとり。いつまでもあんたたちが決めたルールに大人しく従ってると思ったら大間違いなんだよ!
尾崎一男さん(映画評論家・ライター)
母が母なら娘も娘、築かれるのは愚かな男の死体の山!女性のエンパワーメントを主張する昨今の洋画界、ここまでやってこそ本物の、華麗なるガンバトルを見よ。そんなアクション映画がどこに? あなたの目の前だ!!
ガンパウダー・ミルクシェイク
3月18日(金)公開
監督・脚本:ナヴォット・パプシャド
出演:カレン・ギラン、レナ・ヘディ、カーラ・グギーノ、ミシェル・ヨー、アンジェラ・バセット、ポール・ジアマッティ
配給:キノフィルムズ
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