ー・オブ・フィルム 111 の映画旅⾏』(配給:JAIHO)が6月10日より公開決定。
映画を愛する男が、選りすぐりの111本を紐解く
本作はスコットランドのドキュメンタリー監督マーク・カズンズによる、2010年〜2021年に公開された傑作映画111作品に焦点を当てたドキュメンタリー。これまでの⼈⽣で「きちんと数えた事が無いから具体な数字は分からないけれど恐らく、約16000作品以上は観ていると思うな。この10年の間だと、約3600作品くらいかな。365⽇毎⽇⽋かさず映画を観ているよ」と並々ならぬ映画への想いを明かす監督⾃らが本編のナレーションを務める。
独⾃の視点で⼤ヒットディズニー作品『アナと雪の⼥王』や、社会現象にもなった『ジョーカー』等メジャー⼤作から、アピチャッポン・ウィーラセタクン監督『光の墓』、アリ・アスター監督作『ミッドサマー』等のインディペンデント作品まで、ジャンルを問わず、近年の映画史を紐解いている。
マーク・カズンズ監督って、どんな人⁉
1965年5⽉3⽇⽣まれ。北アイルランド系スコットランド⼈のドキュメンタリー監督であり作家。2015年に監督した『I am Belfast(原題)』(未)は、⾃⾝の故郷であるベルファストを取り上げ、撮影監督はクリストファー・ドイルが務めている。近年⼿掛けた作品は『Women Make Film: A New Road Movie Through Cinema (原題)』、『オーソン・ウェルズの⽬』(共に18)等。
これまで膨⼤な量の映画を⾒てきた中でも「⼀番好きな映画は?」と質問をされた時は、いつも今村昌平監督の『にっぽん昆⾍記』(63)を挙げています」と、<OZU>と書かれた⼩津安次郎 T シャツを着⽤、腕には<⽥中絹代>とタトゥーを⼊れたパンキッシュな写真とともに溢れる⽇本映画への愛を明かすカズンズ監督。同時に「映画は⼿頃な価格で世界を視る事ができる崇⾼な物だと思っています。⾔葉や国境を越え⼈々を⼀つの“ファミリー”にする事が出来る。「映画」という⼀つの共通⾔語で⼈と⼈を繋げてくれるのです。本作を観て、映画を愛する⼀つのグローバルな部族の⼀員に、あなたも加わってくれたなら、これ以上嬉しい事はありません」と⽇本の観客へメッセージを寄せた。