凄腕の殺し屋サム(カレン・ギラン)に命を救われ、行動を共にする8歳9ヶ月の少女エミリー。彼女を演じたのが、Variety誌の「18才以下の俳優トップ30」に選ばれているほか、本年公開予定のジェームズ・キャメロン監督による映画『アバター』待望の続編『アバター2(原題)』に大抜擢されている天才子役クロエ・コールマンだ。
カレン・ギランを筆頭に、レナ・ヘディ、アンジェラ・バセットらと共演したクロエ。映像ではまず、そんな実力派女優陣との共演について「大女優たちと同じ部屋にいて最初は少し心配でドキドキしていた。でも少ししたら安心した。みんな優しいし、居心地よくしてくれた。一緒にいると幸せな気持ちになれたし。すごく楽しかった」と喜びいっぱいに明かしている。
さらに、監督・脚本のナヴォット・パプシャドについては「今まで参加した中で一番若い監督で、すごく独創的な視点を持っている。色やテーマで遊ぶのが好きなの。毎日セットに来るたびに監督が作り出す世界に驚いたの。このすばらしい映像を観客の皆さんに見てもらいたい」と監督の個性と才能を語る。
また、自身の役については「エミリーは監督の姪がモデルになっていて、かわいくて遊び好きな女の子なの。殺しの世界に巻き込まれてしまうけど、賢いからサムが教えたことはすぐに覚えちゃうの」と役を的確に分析している。彼女が演技にどう落とし込んだのか、ぜひ期待してほしい。
パプシャド監督が作り出す独創的なアクションシーンが詰まった本作。ふだん味わえない体験に「他人の手に銃をくくりつけて弾丸を込めたり、実際に運転したりする。撮影した中で一番好きなのはカレンとの運転シーンよ。私が運転するんだけど10歳でそんな経験できない!ギアを入れたり撃たれたりするの。カレンのひざの上で圧倒されていた」とクロエも興奮。
また、本作で肝になる要素の一つが、カレン・ギラン演じる殺し屋サムとコールマン演じるエミリーが結ぶ母娘のような絆。一緒の撮影も多かったであろうカレンについてクロエは「カレンとの共演は楽しかった。カメラが回ってない撮影の合間ずっと踊って笑っていた。アクションの声で撮影に戻るの。カレンは本当に陽気で大好き」と劇中とはまた違うカレンの魅力を明かしている。
実は、本作が『アバター2』でも共演するミシェル・ヨーとの初顔合わせとなったエミリー。インタビューの中でミシェルとの共演について質問されると、本作初共演時は『グリーン・デスティニー』のイメージが先行し「少し怖かった」と告白。
しかし、「ミシェルの仕事ぶりやスタントすべてに驚かされる。思いやりがあって特に私を楽しませてくれる。一緒にいるだけで誰もが幸せと愛で満たされる。魔法を使っているみたい。すばらしい女性で世界を変える力があると感じる」と撮影を通してミシェルに魅了されたことを明かしている。
適格な受け答え、そして堂々とした語り口。大物の風格を感じざるを得ないクロエから今後も目が離せなさそうだ!今回、そんなクロエが演じるエミリーのキャラクターポスターも解禁。
つぶらな瞳でこちらを見つめ、黄色のジャンパーを身につけ、手にはタイトルにもある“ミルクシェイク”を持っている。耳には白いヘッドフォンを付けて、コードの先にあるミニラジカセからは劇中で印象的に使用されるジャニス・ジョプリンによる「心のカケラ」が流れている?なぜエミリーはこの曲を聴いているのか?ぜひとも劇場で確認してみてほしい。
【STORY】
ネオンきらめくクライム・シティ。サムはこの街の暗殺組織に属する腕利きの殺し屋。だがある夜、ターゲットの娘エミリーを匿ったことで組織を追われ、命を狙われるハメに。殺到する刺客たちを蹴散らし、夜の街を駆け抜ける2人は、かつて殺し屋だった3人の女たちが仕切る図書館に飛び込んだ。図書館秘蔵の銃火器の数々を手に、女たちの壮烈な反撃が今始まる!
『ガンパウダー・ミルクシェイク』
3月18日(金) TOHO シネマズ シャンテ ほか全国ロードショー
監督・脚本:ナヴォット・パプシャド
出演:カレン・ギラン、レナ・ヘディ、カーラ・グギーノ、ミシェル・ヨー、アンジェラ・バセット、ポール・ジアマッティ
2021年|仏・独・米合作|英語|カラー|スコープサイズ|DCP|114分|PG12|
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配給:キノフィルムズ 提供:木下グループ