最新作ではでは、シリーズで活躍してきたフクロネズミの双子、クラッシュとエディが退屈な日常から一転、スリルと自由を求め、姉のエリーの元を離れ旅立つことから物語がスタート。旅先でさっそく地底の世界に落ちてしまった2人を助けるのが、シリーズ第3作『アイス・エイジ3 ティラノのおとしもの』から登場している恐竜ハンターのイタチのバックだ。本作で物語をリードしていくバックの吹替を再びサイモン・ペッグが担当している。
『アイス・エイジ』シリーズ最新作でカムバックを果たすサイモンは、スタンドアップコメディアンからそのキャリアをスタートさせ、いまやコメディからアクション作品まで幅広くこなす役者として、その愛すべきキャラクターが世界中のファンから支持されてきた。
多くの映画ファンになじみ深いのがエドガー・ライト監督のタッグ作ではないだろうか。ゾンビ大発生に巻き込まれるサエない男を演じた『ショーン・オブ・ザ・デッド』(2004)、左遷先の田舎町で邪悪な集団と闘うことになるエリート警察官を演じた『ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!』(2007)、青春を取り戻すべく奮闘するアル中男を演じた『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』(2013)と設定的にはバラバラだが、コミカルで強烈なキャラクターがいずれも印象に残る。
さらに『宇宙人ポール』(2011)では、サイモン演じるSFオタクのイギリス人青年グレアムが、ある日ポールと名乗る宇宙人と遭遇し、ポールを故郷に帰すため、悪戦苦闘の日々を送ることに。『E.T.』など過去のSF傑作へのオマージュやジョーク満載の掛け合い、“オタク”のおじさん2人がエイリアンと繰り広げるハチャメチャな逃避行劇など、笑わずには見られない一作だ。
一方でコメディだけではなく、スパイ・アクション『ミッション・イン・ポッシブル』にシリーズ第3作より参加。スパイ組織IMFのシステム・アナリスト、ベンジー・ダンを演じている。第3弾以降もシリーズに出演し続け、現場で活躍するエージェントとなったベンジーは、トム・クルーズ演じるイーサン・ハントの右腕になるまでに成長。劇中でも白熱のアクションを披露している。
そして役者だけにとどまらず、自身も出演している『スター・トレック BEYOND』(2016)では、脚本として参加。演技だけにとどまらない才能でファンを魅了し続けている。
抱腹絶倒のコメディ映画から、ド迫力のアクションが光るシリーズ大作、さらには脚本家として。そんな多才なサイモンがカムバックする『アイス・エイジ バックの大冒険』では、サイモン自身も熱望していた、イタチのバックが主人公に。恐竜ハンターとして、自分より圧倒的に身体の大きな恐竜を前にも決して恐れることなく、高い戦闘能力を駆使して果敢に戦うバックがどんな活躍を見せるのか?ぜひ作品をチェックしてみてほしい。
『アイス・エイジ バックの大冒険』
3月25日(金)よりディズニープラスで独占配信
原題:The Ice Age Adventure Of Buck Wild
監督:ジョン・C・ドンキン( 「アイス・エイジ」プロデューサー)
プロデューサー:ロリ・フォルテ(「アイス・エイジ」、「アイス・エイジ2」)
出演:サイモン・ペッグ、ジャスティナ・マシャド
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