“ミズ”の呼称を定着させたフェミニストを
ジュリアン・ムーアとアリシア・ヴィキャンデルがリレー形式で熱演
本作で描かれるのは、女性解放運動のパイオニアとして活躍し、Miss(ミス=未婚女性)でもMrs(ミセス=既婚女性)でもない“Ms.(ミズ)”を定着させたグロリア・スタイネムと活動家の仲間たちの物語。若き日のグロリアを『リリーのすべて』でアカデミー賞®助演女優賞に輝いたアリシア・ヴィキャンデルが演じ、40代以降のグロリアを『アリスのままで』でアカデミー賞®主演女優賞を受賞したジュリアン・ムーアが演じる。世代を超えた二人の名女優がリレー形式で演じるグロリアの生涯に要注目だ。
活動家の盟友には『アンテベラム』のジャネール・モネイや、『フォー・ザ・ボーイズ』のベット・ミドラーが参加。監督は『フリーダ』でメキシコの画家フリーダ・カーロの激動の半生を描いたジュリー・テイモア。本作でも自由奔放で解放的なイマジネーションを駆使して、グロリアとその仲間たちの迸るドラマを描き尽くす。
今回解禁となったメイン写真では、ジュリアン・ムーア演じるグロリア・スタイネムが、女性解放運動のリーダーとして、デモ行進を率いる様子が切り取られている。その堂々とした姿勢と自信に満ち溢れた表情からは、どんな差別や扱いにも屈せずに、女性の地位向上のために活動する彼女の信念を感じる事ができる。
【STORY】
大学生でインドに留学をしたグロリアは、男性から虐げられている女性たちの悲惨な経験を聞き、帰国後はジャーナリストとして働き始める。だが、社会的なテーマを希望しても、女だからとファッションや恋愛のコラムしか任されない。そこでグロリアは高級クラブの「プレイボーイ・クラブ」に自らバニーガールとして潜入。その内幕を記事にして暴き、女性を商品として売り物にする実態を告発する。更にはTVの対談番組に出演するなど、徐々に女性解放運動の活動家として知られ始める。40代を迎えた頃は仲間たちと共に女性主体の雑誌「Ms.」を創刊する。これは、未婚女性=Missや既婚女性=Mrs.とは別に、どんな女性にも使える新しい敬称=Ms.として、全米各地の女性に受け入れられていく。
『グロリアス 世界を動かした女たち』
5月13日(金)よりkino cinéma横浜みなとみらい・立川髙島屋S.C.館・天神ほか全国順次公開
監督・脚本:ジュリー・テイモア
出演:ジュリアン・ムーア、アリシア・ヴィキャンデル、ティモシー・ハットン、ジャネール・モネイ、ベット・ミドラー
提供:木下グループ 配給:キノシネマ
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