“クリント・イーストウッドの顔を拝めるだけでもありがたい”
クリント・イーストウッド作品の⼤ファンだという⽔道橋は、「(『クライ・マッチョ』を)公開後すぐに⾒に⾏きました。クリント・イーストウッドを参拝しに⾏っているようなもんです」と熱烈なファンぶりをアピール。
本作で監督と主演を務めるイーストウッドについて、「監督・主演でいうと、映画史上最⾼齢ではないですか。完全に前⼈未踏のところをやってますので、クリント・イーストウッドの顔を拝めるだけでもありがたいという気持ちですね」と褒め称えた。そんなイーストウッドが演じる元ロデオスターに加えて物語の中⼼となるのは、少年とその相棒の鶏。「動物と⼀緒に旅をするというのは、(チンパンジーが登場した)『ダーティファイター』のような感じだと思います。動物と⼦供に優しい、クリント・イーストウッド節がここでも炸裂しています」「ロデオのチャンピオンだったという設定も、『ブロンコ・ビリー』と重なる気がしますね」と過去作品を振り返りながら、本作との共通点を挙げた。
イーストウッドの印象について多⽥野は「個⼈的な感想を⾔えば、モテますよね(笑)確かにかっこいいけどね。すごいです。まだまだ現役です」とコメント。また本作は少年とのロードムービーであることから、イーストウッドが運転する場⾯が多く描かれていることについて触れた⽔道橋は「免許を返上していないことも驚きですよね。91歳で運転してるってどういうこと!?」「(映画設定では年齢不詳だが)原作では39歳みたいです」と指摘。
それに対し多⽥野は「はぁ!?え〜!」とリアクションをし、驚きを隠せない様⼦だった。加えて⽔道橋は「最初40年前に本作を映画化するという話があったときは、まだ⾃分には若すぎると断ったらしいです。⼀時この映画は、(アーノルド・)シュワルツェネッガーがやるはずだったそうですよ」と意外な裏話も披露した。
“⼭⽥さんが吹き替えた、イーストウッドのヨレヨレのシーンを徹底的に参考にして想像しながらやっていますね”
『運び屋』から全編でイーストウッドの吹き替えを担当している多⽥野。これまでイーストウッドの吹き替えをしていた⼭⽥康雄の代役として、追加収録パートを担当していたが今や全編を務めるようになった。「恐れ多いですよね。断る勇気もない。⼭⽥さんならどうやるのかなと想像して、徹底的に近づけるようにしています」と⼭⽥へのリスペクトの気持ちを込めて仕事に向き合っているという。
かつての追加収録と全編収録の苦労の違いを聞かれると、「部分的にやるのも全部やるのも苦労は同じかな。ただ追加収録の際はイーストウッドが40代である『ダーティハリー』のころ。(今のイーストウッドの年齢での吹き替えは)⼭⽥さんがまだ踏み⼊っていないところなんですよ」「⼭⽥さんが吹き替えた、イーストウッドのヨレヨレのシーンを徹底的に参考にして想像しながらやっていますね」と過去作品を参考にして吹き替えに活かしていると語った。実際に吹替版を観て⽔道橋は「全然気が付かないです。⽇本⼈のイメージのクリント・イーストウッドの声っていうのを絶対に変えてはいけないと思われているんだなと感じました」と感想を述べた。
最後に本作の⾒どころについて聞かれると、⽔道橋は「この⼈は何の映画を撮ったのか。どういう作品に出演したのか。そういうところを意識して欲しいと思います。本作は集⼤成なんです。イーストウッドの過去作品で、こんなシーンもあったなと脳裏をよぎりながら、思い出しながら⽼境を⾒る。だから共感できる作品なんだと思います」と熱く語った。多⽥野は「イーストウッド節というか、それをヒントに作られた⼭⽥さん節というか、相⼿が⼦供だろうが動物だろうがウィットに富んだ会話を感じてもらいたいです」と作品をPRしイベントを締めくくった。
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