給食マニアの教師と生徒のバトルを描く学園グルメコメディの劇場版第2弾『劇場版 おいしい給食 卒業』(公開中)の公開記念舞台挨拶が5月14日(土)、東京・シネマカリテで開催。市原隼人、佐藤大志、土村芳、綾部真弥が登壇したイベントの模様をお届けする。(取材・文/タナカシノブ)

市原隼人がハードな撮影現場を乗り切るルーティーンとは?

1980年代のある中学を舞台に、市原演じる甘利田幸男と佐藤演じる神野ゴウが繰り広げてきた長きにわたる給食バトルが、ゴウの中学卒業にあわせてついに完結する。先日の完成披露試写会では、満席の客席に目を潤ませた市原。このときの思いを改めて問われると「久々にみなさんとお会いできたのがうれしくて、涙がこらえ切れなかったです」と照れ笑い。続けて、「僕らが生きている映画やドラマの世界は、衣食住と違ってなくても社会は成立してしまうもの」とし、だからこそ、現場ではすべてのスタッフ、共演者とともに、必要とされるために作品の存在意義を考えながら向き合っていると明かした。

画像: 左から綾部真弥監督、佐藤大志、市原隼人、土村芳

左から綾部真弥監督、佐藤大志、市原隼人、土村芳

イベントでは綾部監督がMCを務め、本作のお気に入りシーンを発表。「試食会のお知らせのプリントを掴んで離さないシーンがあります。そこでの市原くんの腕の血管がすごいんです。紙がちぎれてしまいそうになるくらい力強く握ってもらったのですが、もっと血管が浮き出るよう、脇を閉めてもらったりもして。“カット!いい血管だったね”と声をかけたら、“監督、芝居も見てください”と市原くんに言われました(笑)」と振り返り、市原の浮き出た血管を大絶賛していた。

画像1: 市原隼人がハードな撮影現場を乗り切るルーティーンとは?

スライディングシーンなど、抜群の身体能力を駆使した市原の芝居に釘付けとなるファンも多い本作。佐藤もシリーズ通して、市原の体の動きが気になって仕方がなかった様子。「そんなに筋肉があるのに、なんでそんな動きができるんですか?」という佐藤の質問に市原は「2歳の頃から器械体操をやっていて体力があるんです。空手やボクシングもやっています。父もあだ名で“マッチョ”と呼ばれていましたし(笑)」と日々の積み重ねと遺伝(⁉)であると回答。さらに「撮影現場はとてもハードで体力が奪われてしまう」と前置きし、「最高のパフォーマンスができなかったらすごく悔しくなるので、まずは体力をつけています」と、ハードな現場でのカラダ作りを明かした。

画像2: 市原隼人がハードな撮影現場を乗り切るルーティーンとは?

撮影中は食事制限もするという市原は、「現場に入ったら僕はうどんしか食べないです。油ものも一切取らずに、同じものを食べ、同じルーティーンで繋げていきます」と説明。ストイックなルーティーンを課している理由は「結局、自問自答の世界。誰かのせいにするのではなく、すべて自分のせいだと考える。自分が変わればすべてが変わると気づいたら、楽しく感じるようになりました。その方法のひとつとして鍛えています」とニッコリ。それを受けて「僕も今日から鍛えます!」と力強く宣言する佐藤の様子を、市原は優しい眼差しで見つめ、綾部監督は「がんばれ!」とエールを送っていた。

画像3: 市原隼人がハードな撮影現場を乗り切るルーティーンとは?

最後に市原は「涙で前が見えなくなったら、この『おいしい給食』という作品と僕らがみなさんが立ち上がるまで見守っています」と、優しさあふれるコメントでイベントを締めくくった。

『劇場版 おいしい給食 卒業』 5月13日全国公開
監督:綾部真弥 企画・脚本:永森裕二
出演:市原隼人 土村芳 佐藤大志 勇翔(BOYS AND MEN) 山﨑玲奈 田村侑久(BOYS AND MEN) 登坂淳一 いとうまい子 直江喜一 木野花 酒井敏也

制作プロダクション:メディアンド
配給:AMGエンタテインメント
製作:「おいしい給食」製作委員会

公式HP:https://oishi-kyushoku2-movie.com/
©2022「おいしい給食」製作委員会

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