新場面写真解禁でイギリス諜報員のスーツスタイルを大公開!
本作の前身である映画『国際諜報局』(原題:THE IPCRESS FILE)は、作家レン・デイトンが1962年に「007」へのアンチテーゼとして執筆したスパイ小説「イプクレス・ファイル」を原作に映画化され、主人公である諜報員ハリー・パーマーを演じたマイケル・ケインを一躍スターにした。労働者階級出身、黒縁メガネで料理好きとジェームズ・ボンドとは対照的なキャラクターは人気を博しシリーズ化。映画『キングスマン』シリーズがオマージュを捧げた作品としても知られている。
解禁された映像では、劇中のハリー・パーマーの活躍シーンやメイキングをスタイリッシュに映し出す中、彼を演じたジョー・コールが「スパイ活動と策略が交差する複雑な世界さ。ハリー・パーマーは労働者階級の魅力的な男だ」と舞台設定とキャラクターのコンセプトを説明するところから始まる。続けざまに監督のジェームズ・ワトキンスは「頭は切れるが権力層とも衝突する。アイコン的なハリー・パーマー像に注目して欲しい」と、彼の性格に触れ、ただの冷酷なスパイではなく、人間味あふれる人物であると示唆する。
ヒロインのジーン演じるルーシー・ボイントンは「パーマーは完璧。小生意気でなにかを企んでいる」と彼のスパイとしての一流さを絶賛。最後に改めてジョー・コールは「一緒にいて楽しめる男なんだ。多様な世界で皆が深みのある豊かな人間性を持っている」と冷戦期という殺伐とした時代の中でも、芯を持った人間であると言及。ジョー・コールが自身が演じた役を実在の人物のように分析するとても貴重な映像となっている。
ジョー・コール(ハリー・パーマー役)インタビュー
ーーーハリー・パーマーのトレードマークである黒縁メガネについて教えてください。
ハリー・パーマーになりきるために、眼鏡はとても重要なアイテムでした。ナイツブリッジの老舗眼鏡ブランド、カトラーアンドグロスに行き、店内すべての眼鏡を試着したのですが、ひとつだけ、ぴったり合ったんです。着けた瞬間、「これだ!」と思いました。衣装デザイナーのキース・マッデンも「ああ、これだ!」と。
このキャラクターにも、僕の顔にも、これ(カトラーアンドグロス0692 Optical Rectangle Glasses)はとても合ってます。当初、マイケル・ケインが着けていたのと同じものにしようと思ったのですが、僕に合いませんでした。僕らが選んだのは非常に硬くて強い黒のフレームのものです。それを着けた瞬間、任務完了!って感じでした。
ーーーハリー・パーマーの服装について教えてください。
ハリーは冒頭の軍服のほか、さまざまなスーツを着用しています。衣装デザイナーのキース・マッデンは、ヴィンテージショップでたくさんのスーツを見つけてきました。元々はかなりの数のスーツを作る予定でした。でもコロナ禍でスーツを作ってもらうのは難しく、そしてロケ地のクロアチアに送るのはかなり難しいことがわかりました。なので2着ほど作っただけです。でも、キースがヴィンテージショップで見つけて仕立ててくれたスーツが一番好きでした。使い込まれた本当の個性があるんです。
僕にとって、コスチュームは役作りにおいてとても重要です。そのために衣装、ヘアメイクをきちんとする。そうすることで、役者としての仕事がしやすくなるんです。
キースと一緒に仕事ができてよかったです。彼の目は確かだから。みんなが見てくれるのが楽しみです。ぜひ衣装を見てください。
ーーーご自身のキャリアの中で、この役をどのように振り返っていらっしゃいますか?
伝説的なスパイヒーロー、ハリー・パーマーを演じることは、とても特別な仕事でした。パンデミックの影響で、多くの人たちに負担がかかっていると思います。だからまたこうやってクルーやキャストたちと仕事をすることができて、そしてハリー・パーマーを演じることができてとても幸運に思っています。物語を語り、演じることができることが、いかに幸運であるかということを改めて理解した気がします。
最新海外ドラマシリーズ『ハリー・パーマー国際諜報局』(全6話、字幕版)は独占日本初配信スタート!毎週金曜日に1話ずつ更新され、2022年5月20日には第3話が配信予定。6月1日(水)~6月30日(木)の30日間の期間限定で第1話が無料配信される。
TV放送の「BS10 スターチャンネル」では6月7日(火)から独占日本初放送を開始。さらに6月5日(日)15:00からは特別に<吹替版>第1話の先行無料放送が決定。
© Altitude Film Entertainment Limited 2021 All Rights Reserved. Licensed by ITV Studios Ltd.