2022年5月17日から開催されていた「第75回カンヌ国際映画祭」の授賞式が28日に行われ、最高賞のパルムドールにスウェーデンのリューベン・オストルンド監督の『トライアングル・オブ・サッドネス』(原題)が選ばれた。

是枝監督の『ベイビー・ブローカー』からソン・ガンホが男優賞受賞

オストルンド監督は2017年の『ザ・スクエア 思いやりの聖域』に続き、2回目のパルム。続くグランプリにはルーカス・ドン監督の『クローズ』(原題)とクレール・ドゥニ監督の『スターズ・アット・ヌーン』(原題)が同点で選ばれた。是枝裕和監督の『ベイビー・ブローカー』からは主演のソン・ガンホが男優演技賞を受賞。監督賞はカンヌの常連パク・チャヌクが『別れる決心』で受賞した。

日本からある視点部門に選出されていた『PLAN75』(早川千絵監督)はカメラドール(新人賞)のスペシャル・メンションに読み上げられた。主な受賞結果は以下の通り。

コンペティション部門
パルムドール『トライアングル・オブ・サッドネス』(リューベン・オストルンド監督)
グランプリ(同点)『スターズ・アット・ヌーン』(ルーカス・ドン監督)
        『クローズ』(クレール・ドゥニ監督)
審査員賞(同点)『EO』(イエジー・スコリモフスキー監督)
        『帰れない山』(フェリックス・ヴァン・ヒュルーニンゲン、シャルロッテ・ファンデルメールシュ監督)
監督賞 パク・チャヌク(『別れる決心』)
男優演技賞 ソン・ガンホ(『ベイビー・ブローカー』)
女優演技賞 ザール・アミール・エブラヒミ(『ホーリー・スパイダー』)
脚本賞 タリク・サレー(『ボーイ・フロム・ヘブン』)
75周年記念特別賞 ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ監督(『トリとロキータ』)

ある視点部門作品賞 『最悪のもの』(リセ・アコカ、ロマーネ・ゲレット監督)
カメラ・ドール  『ウォー・ホース』(ライリー・キーオ、ジーナ・ギャメル監督)
クィア・パルム 『ジョイランド』(サイム・サディック監督)
短編パルム 『水のつぶやき』(ジャンイン・チェン監督)

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