7月6日はシルヴェスター・スタローンの76歳のお誕生日
シリーズ最大のヒット作となった『ロッキー4』(米国1985年、日本1986年公開)に監督・脚本・主演を務めたシルヴェスター・スタローンは、長い間、自分が理想とする作品に作り直したいという想いを持っていたという。
コロナ禍で時間が出来たスタローンは、すべての映像に目を通し、未使用シーン、音声トラック、劇伴にいたるまで何百時間もかけ徹底的に見直した。そして、王者ロッキー、元王者アポロ、殺人マシーン・ドラゴらファイターたちの闘いまでの道のりに焦点を当て、物語を再構築。米国での公開35周年を迎えた2020年に、新作といっても過言でない新たな「ロッキー」を誕生させた。
監督・脚本・主演のシルベスター・スタローンは、本作『ロッキーVSドラゴ:ROCKY IV』について、
「ドラマの中身に重点を置きたかったんだ。登場人物の心に注目して、より感情的に、より責任感を持って。何故このシーンを使っていない?当時の俺は何を考えていたんだ?って凹むこともあった。今考えると使うべきシーンは明確だから。当時の自分の人生観に疑問をもったよ(笑)。前の「ロッキー4」を作った頃の俺は、今よりかなり薄っぺらだったんだ。今回、新たに『ロッキーVSドラゴ』として生まれ変わった。タイムマシンに乗るようなこのチャンスを得たことに感謝している。オリジナルが作られてから35年の間に、僕はたくさんのことを経験し、生きてきた。僕は変わったし、映画も変わった。そして、この作品は「ロッキー」に関わった全ての人に敬意を示している。『ロッキー』はCGも特撮も使ってない。それでも『ロッキーVSドラゴ』は一層大きくなった。オリジナルは1:85だったけど今回はワイドスクリーン。音楽も新たな手法で編集されて、4チャンネルが100チャンネルになったんだ。俺は耳がおかしくなったのか?と信じられないくらいだよ(笑)」
と、スタローンが当時を振り返り、素直に自省しながら、登場人物のドラマにスポットをあてた編集と、最新デジタル技術によって、クールな作品に生まれ変わったことに満足していることがうかがえる貴重なメッセージが届いた。
新生ロッキー『ロッキーVSドラゴ:ROCKY IV』(配給:カルチャヴィル/ガイエ) は、シリーズを愛している映画ファンはもちろんのこと、シリーズ未見の観客も楽しめる作品に!スタローンが、今描きたかった新生「ロッキー」。米国では、一晩限りの限定上映だったが、日本では8月19日(金)より全国の映画館のスクリーンのみで観ることが出来る(現在配信される予定もない)!
現在も勢いが止まらない『トップガン』と並ぶ80年代の金字塔!ロッキーVSドラゴ、アポロVSドラゴが大スクリーンのリングで激突する!時代が変わっても、色褪せない情熱と感動が息づいている――。新たな「ロッキー」伝説を体感せよ!
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