SUPER☆GiRLSが夏歌をリリースする時期が訪れると、「今年も夏が始まったな」という気持ちになる。7月6日に、SUPER☆GiRLSが最新シングル『Summer Lemon』を発売。今年は、どんな"夏スパガ"な姿を見せてくれたのかを、阿部夢梨・坂林佳奈・門林有羽・萩田帆風の4人に伺った。
撮影/加藤 岳 文/長澤智典

SUPER☆GiRLSは共感性の高い、もどかしい女の子の恋心を歌うのが似合うのかなと私は感じています。

――最新曲『Summer Lemon』を聴いた時の印象、それぞれ聞かせてください。まずは、帆風ちゃんからいきましょうか。

萩田帆風「『Summer Lemon』の歌詞で「Lemon! Come on! Lemon! Come on! mon mon mon mon Summer Lemon」、「君が好きだもん」「言えないんだもん」など、ゴロ合わせした歌詞もいろいろ出てきます。そこに注目してほしいのが一つと『Summer Lemon』は、夏曲らしく元気いっぱいの曲調なのですが、歌詞には、少し切ない気持ちも記されています。歌う時にも、気持ちの変化に合わせ歌声にも感情を出すことを心がけたので、歌詞の気持ちに合わせた歌声の違いも感じてください」

――特に気になる歌詞はどこでした?

萩田帆風「特に終盤に出てくる「絶対言えないんだもん」の部分。そこでは、歌声で感情の変化のニュアンスをけっこう付けたので、そこに注目して聴いてほしいです」

画像: ――特に気になる歌詞はどこでした?

――夢梨ちゃんは、『Summer Lemon』を聴いてどんな印象を受けました

阿部夢梨「『Summer Lemon』は、一人の女の子がお友達に恋をしていく歌。たとえその恋が叶わなかったとしても、それでも相手のことをずっと好きで居続けたい。ちょっぴり切ない気持ちも表しつつ、すごくキャッチーな歌だから、ライブではみなさんと一緒に踊って楽しめる楽曲にもなりました。『Summer Lemon』は、1曲丸ごと一つの物語になっているので、笑顔あり、涙ありのストーリーを楽しめる歌。今年は、そんなSUPER☆GiRLSの夏曲をみなさんに届けたいなと思っています」

――SUPER☆GiRLSの場合、女の子のもどかしい恋心を歌うことが多くないですか?

阿部夢梨「多い気がします。そういう歌詞って、みなさんの共感性も高いじゃないですか。もちろん、時には強気な女の子の気持ちを歌うのも良いんでしょうけど。SUPER☆GiRLSはやっぱり、もどかしい女の子の恋心を歌うのが似合うのかなと私は感じています。これまでにもSUPER☆GiRLSは、いろんな恋心を歌ってきましたけど、どの曲も、恋しているような気持ちを感じられるので、今回の『Summer Lemon』もそういう気持ちで聴いてもらいたいです」

画像: ――SUPER☆GiRLSの場合、女の子のもどかしい恋心を歌うことが多くないですか?

――続いて、佳奈ちゃんお願いします。

坂林佳奈「私も『Summer Lemon』を初めて聞いた時から、「Lemon! Come on! Lemon! Come on! mon mon mon mon Summer Lemon」と繰り返して歌う歌詞が、とても耳に残りました。しかも、すごく覚えやすいメロディー。ライブでも歌っていますけど、ファンのみなさんも、すぐに歌詞や振りを覚えてくれるので、ライブでも一緒に夏を感じながら楽しめる歌です。歌詞の「mon mon mon mon」の部分で私は、モヤモヤッとした気持ちをぶつけるように歌っています」

画像: ――続いて、佳奈ちゃんお願いします。

――最後は、有羽ちゃんですね。

門林有羽「みんなも言ってますけど、『Summer Lemon』はすごくキャッチーな歌詞や曲調。しかも、これまでにSUPER☆GiRLSが歌ってきた夏曲とはひと味違った可愛らしさのある楽曲だと私は受け止めました。『Summer Lemon』に記された「わたしと⼀緒が⼀番良いってわからせちゃうもん」の歌詞が好きなんです。今年の夏は、ライブを行う機会が今まで以上に増えそうなんですね。みなさんと出会える機会も多くなるからこそ、聞いてくださる人たちの気持ちを、「SUPER☆GiRLSと⼀緒が⼀番良いってわからせちゃうもん」という風に染め上げたいし、『Summer Lemon』を手に、みなさんと一緒にいろんな夏の思い出を作りたいです。私たちが歌いながら見せているレモンポーズも真似しやすいので、そこの振りも覚えていただき、ファンの皆さんとライブで一緒に楽しみたいです!」

画像: ――最後は、有羽ちゃんですね。

屋外のプールで、足を水につけてバジャバシャするMVのシーンでは、外が寒すぎて、じつはメンバーみんな震えながら撮影をしていました。

――SUPER☆GiRLSの夏曲としては恒例。今回も水着姿で『Summer Lemon』のMVを撮影しています。あのMVはいつ撮影したんですか?

坂林佳奈「けっこう早い時期で、5月中旬頃には撮影をしていました」

――ひと足早く夏を感じていたわけだ。

阿部夢梨「本当はその予定でしたけど、撮影をした日が曇り空などぐずついた天気で肌寒い日でした。屋内の撮影はまだ大丈夫でしたけど、屋外のプールで、足を水につけてバジャバシャするシーンでは、外が寒すぎて、実はメンバーみんな震えながら撮影をしていました」

萩田帆風「鳥肌が立つくらい寒かったです」

坂林佳奈「でも、私たち以上に大変だったのが撮影クルーさんたち。私たちは、足だけプールにつけてだったけど。その姿を撮影しているスタッフさんは、全身プールに浸かりながら撮ってくださいました。そのスタッフさんに向けて、足をバシャバシャしてゆくシーンを撮影したんですけど。冷たい水の中で、さらに私たちから水しぶきを浴びての撮影は大変だったと思います。私たちは、バシャバシャとスタッフさんに向けて水をかけて少しはしゃいでしまいました(笑)」

画像: ――ひと足早く夏を感じていたわけだ。

――『Summer Lemon』のMVでは、新しい衣装姿でも撮影をしていますよね。新衣装・水着と両方の姿を楽しめたところも、嬉しい見どころです。

阿部夢梨「そこは、私たちも新鮮でした。SUPER☆GiRLSの夏曲のMVって、いつも全編水着姿で撮影をしていることが多いので、私たちからすれば、MVは終始水着姿で撮影を行うのが当たり前の感覚だったんです。そういう意味で今回、新衣装姿でも撮影できたのが嬉しくもあり新鮮でした。『Summer Lemon』のMVでは、衣装姿と水着姿、両方のSUPER☆GiRLSを楽しめるので、そこも今回のMVの見どころです!」

『STORY』の中でも歌っている「そんなあなたが好き」という思いを、この曲を通してみなさんにしっかり届けたいです。

――C/Wには、『STORY』を収録。この楽曲の印象も聞かせてください。佳奈ちゃんは、どんな風にこの曲を受け止めました?

坂林佳奈「『STORY』はK-POPの要素も取り入れた、これまでのSUPER☆GiRLSにはなかった系統の楽曲になりました。ダンスにもカッコいい要素を取り入れて、新しい一面を見せながらも、お客さんたちと一緒に踊れる重低音が効いたノリノリの楽曲。ライブでも一緒に楽しめるところがいいですよね。歌詞も、一人ひとりの心に響く内容だから、聴いてくれる人たち一人ひとりの心へしっかり届けたいです」

――有羽ちゃんが『STORY』に感じている印象も聞かせてください。

門林有羽「『STORY』の歌詞の中には、「どんなに辛い時だって 幕が上がれば笑えるの」など、メンバー同士で支え合っている様子が描かれています。「元気づけたいはずなのに 逆に励まされてばっかだね」という歌詞に触れた時にも、私たちはみなさんに笑顔や元気を届けなきゃいけない側ですけど、ファンの方々の何気ないひと言に、私たち自身も励まされたり元気をもらえることがすごく多いからこそ、その気持ちを思い出しました。『STORY』は、ネガティブな感情をポジティブに変えてくれて、人と人との関係を深く繋いでいく楽曲だとも感じました」

――みなさんも、ファンの方々の言葉が力になっているんですね。

門林有羽「ファンの方々は本当に活動の源というか、パワーをもらえる存在です。みなさんのことが大好きだからこそ、『STORY』の中でも歌っている「そんなあなたが好き」という思いを、この曲を通してみなさんにしっかり届けたいです」

画像: ――みなさんも、ファンの方々の言葉が力になっているんですね。

――次は、帆風ちゃんお願いします。

萩田帆風「『STORY』にはラップのパートが入っています。そこにすごく新鮮さを感じました」

阿部夢梨「これまでSUPER☆GiRLSではラップをあまり取り入れてこなかったから、そこはすごく新鮮だよね」

萩田帆風「そうなんです。しかもアップテンポでリズム感も強いから、ライブでも盛り上がれるので、実際にライブで私たちも、元気になれます。盛り上がりをぜひ、ライブでも楽しんでください」

――夢梨ちゃんが、『STORY』を聴いて感じた印象もお願いします。

阿部夢梨「SUPER☆GiRLSは、今年で結成12周年を迎えました。『STORY』は、SUPER☆GiRLSから12年間の感謝の思いと、活動13年目に向けた気持ちも詰め込んだ歌にもなっています。私も、この曲を聴いた時に心地よさを覚えたので、特にシーサイドをドライブしながら聴くと、すごく気持ちいいんだろうなと思います。夏曲の『Summer Lemon』のC/Wにとても似合う、2曲ともに爽やかな夏を感じさせる歌になりました」

今年の夏は、ちょっとカルダモンなSUPER☆GiRLSを各地へお届けできたらなと思っているので、楽しみにしていてください。

――SUPER☆GiRLSも活動13年目。つねに、SUPER☆GiRLSとして未来の目標を描き続けているのでしょうか。

阿部夢梨「体制が変わったり、作品をリリースする機会ごとに、自然と自分たちの目指すべき視点を見定めている感じはあります。とくに今年の夏は、今まで以上に出会える機会が多くなりそうなので、メンバー全員すごく気合が入っています」

画像: ――SUPER☆GiRLSも活動13年目。つねに、SUPER☆GiRLSとして未来の目標を描き続けているのでしょうか。

――帆風ちゃんは、確か加入して…。

萩田帆風「1年になります!」

――SUPER☆GiRLSの歴史を背負っている感覚も、やはり持っています?

萩田帆風「私が加入してから新たにリリースした曲はまだ多くはないですけど、先輩方が歌い継いできた曲を歌うたびに、その歴史を私も受け継いでいるなと感じます」

阿部夢梨「受け継いでいくことも、SUPER☆GiRLSの歴史を作っていくことですからね」

――今年の夏のSUPER☆GiRLSは、どんな活動をしていくのでしょうか。

門林有羽「アイドルフェスに出させていただくことも決まっていたり、今年はリリイベも含め、コロナ禍以降行けなかった場所にも行けそうなので、いろんな場所で『Summer Lemon』を歌って、みなさんと一緒に夏を駆け抜け、いろんな思い出を作っていきたいなと思っています」

阿部夢梨「今年の夏は、ようやくいろんな地域にも足を運べそうです。以前のSUPER☆GiRLSと言えば、毎週のように各地へ足を運んで、全国ツアーをよくやっていました。それがSUPER☆GiRLSにとってのスタンダードだったんですが、今年は、そこにどんどん戻していく夏になりそうです」

萩田帆風「私はコロナ禍でメンバー加入しているので、これまで各地へ足を運ぶどころか、入って間もない頃は、ファンの皆さんを前にしてのライブさえ出来ないところから始まりました。だからこそ、いろんな地域に行けそうなのが楽しみだし、いつかは、メンバーそれぞれの地元を含めた全国ツアーをしたいです」

画像: ――今年の夏のSUPER☆GiRLSは、どんな活動をしていくのでしょうか。

坂林佳奈「今年の夏は、ちょっとカルダモン(※)なSUPER☆GiRLSを各地へお届けできたらなと思っているので、楽しみにしていてください」(※)『Summer Lemon』の歌詞のフレーズ

PROFILE

阿部夢梨
生年月日:2002年7月29日
出身地:石川県
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坂林佳奈
生年月日:1997年1月26日
出身地:兵庫県
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門林有羽
生年月日:1998年10月28日
出身地:大阪府
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萩田帆風
生年月日:2000年9月29日
出身地:静岡県
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SUPER☆GiRLS Information

New Single『Summer Lemon』

iDOL Street 発売中

画像: SUPER☆GiRLS阿部夢梨・坂林佳奈・門林有羽・萩田帆風New Single『Summer Lemon』インタビュー

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