ロバート・ダウニーJrの父にしてインデペンデント映画伝説の監督、ロバート・ダウニーの代表作であり長らく日本未公開だった『パトニー・スウォープ』が、50年余りの時を経てついに今週7月22日(金)に日本公開を迎える。その公開を記念して、オリジナル・グッズの発売が決定。また劇中の斬新CM映像が解禁された。

2016年にナショナル・フィルム・レジストリーに選出され、その後マーティン・スコセッシが設立したフィルム・ファンデーションとアカデミーフィルムアーカイブによって2019年にデジタル復元がなされ、以後本作品は全米映画ファンの間で「見なければいけない映画」の地位を獲得している。

この度、渋谷ホワイトシネクイントで公開される「パトニー・スウォープ」の公開記念グッズの販売が決定した。特にポスターは1969年アメリカ公開当時、刺激的すぎると各地の映画館で掲載拒否運動が起こったという曰く付き、今でもオリジナルポスターは500ドルを超えるというコレクターの間ではプレミアムとなっている。今回オリジナルポスターを忠実に再現しながら、オリジナルにはなかったロバート・ダウニーの名を加えて敬意を表している。アメリカで250枚限定印刷した。

画像: 『パトニー・スウォープ』公開記念!オリジナル・グッズ発売決定&劇中の斬新CM映像解禁

また、今回懐かしのロビーカードをインターネット限定で販売する、こちらは公開時に作られたものと同じサイズにこだわり20種類を各30枚限定で販売。裏面にナンバリングが入るレアアイテム。そのほかのアイテムとしてキャップ、コットントートバッグ、キーホルダーがあり全てアメリカで製品化している。こちらも限定品。7月22日より渋谷ホワイトシネクイントで先行して販売される。

画像: ロビーカード

ロビーカード

本作はニューヨークの広告代理店が舞台。劇中では主人公パトニーが作る数々のCMの斬新さがヒット商品につながる、という設定で、劇中挿入され本作を彩っている。そのCMは今見てもユニークなカメラワークと音楽、奇想天外な設定などで、CMだけ切り取ってみても魅了される。この度、公開直前に劇中登場するCMのなかでも、ロバート・ダウニー監督を敬愛するポール・トーマス・アンダーソンが特にお気に入りだった扇風機のCM映像が解禁。

画像: ”FAN-A-WAY” Putney Swope www.youtube.com

”FAN-A-WAY” Putney Swope

www.youtube.com

黒人女性がファンキーな音楽に乗って身体を揺らしながら、カメラに向かって前進、最後にカメラ目線で呟く台詞は「エアコンは食べられないわよ」というなんとも奇抜なもの。

低予算の『パトニー・スウォープ』はロバート・ダウニー監督が自らNYの街でスカウトした素人が多く出演している。このCMの女性もマンハッタン ブリーカー・ストリートにあるフィガロというレストランのウェイトレスだったと監督が説明している。ポール・トーマス・アンダーソンは彼女のことを、ダウニーへのインタビューで「僕のガールフレンド」呼ばわりしており、お気に入りだったようだ。

「パトニー・スウォープ」-デジタル・レストア・バージョン-
7月22日(金)渋谷ホワイトシネクイントにて公開 順次全国公開
配給:RIPPLE V

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