本作は90年代アメリカのヒップホップ・シーンを代表する二大カリスマ“2PAC”と“ノトーリアス・B.I.G. (ビギー)”が暗殺された実在の未解決事件を題材に、ジョニー・デップとフォレスト・ウィテカーが豪華競演を果たしたクライム・サスペンス。今回解禁となった海外版予告は、ノトーリアス・B.I.G.の楽曲“You're Nobody (Til Somebody Kills You)”が使用されたものだ。
写真家のユージン・スミス(『MINAMATA-ミナマタ-』/20)や「ピーターパン」の作者ジェームス・マシュー・バリ(『ネバーランド』/04)、「アメリカで最低の映画監督」と呼ばれたエド・ウッド(『エド・ウッド』/94)、はたまた「社会の敵ナンバーワン」と呼ばれたジョン・デリンジャー(『パブリック・エネミーズ』/09)など、これまで実在の人物をさまざま演じてきたジョニー・デップだが、本作でもラッセル・プールという生涯をかけてロス市警の汚職を追い続けた実在の刑事を演じている。
ロサンゼルス市警の汚職を題材にした本作ではあるが、現実にも本作の公開までに紆余曲折があったという。ジョニー・デップは公開まで時間が掛かったことに関して、「残念ながらいろいろな要素があったと思います。それにはロサンゼルス警察とその広大な背景が関係するでしょう」と明かした。また、本作についてジョニーは「勇気ある映画だ。皆さんがこの映画を見て、正義を求めてくれたらと思う」とも語っている。
『L.A.コールドケース』
8月5日(金)ヒューマントラストシネマ渋谷、グランドシネマサンシャイン池袋 ほか公開
配給:キノフィルムズ
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