第47回トロント国際映画祭にて、スティーヴン・スピルバーグ監督作『The Fabelmans』(原題)が、最高賞である観客賞を受賞。アカデミー賞®の前哨戦といわれるトロント国際映画祭の観客賞を受賞したことにより、来年のアカデミー賞®の最有力候補になったと言えそうだ。

“映画とは決して忘れることのない夢”

同映画祭にて観客賞を受賞した作品はアカデミー賞®を獲得することが多く、過去10年の受賞作品はもれなくアカデミー賞®作品賞にノミネートされており、『ノマドランド』(20年受賞)、『グリーンブック』(18年受賞)、『それでも夜は明ける』(13年受賞)の3作品が見事受賞している。今後の賞レースでの『The Fabelmans』の躍進に期待が高まる。

本作は、スティーヴン・スピルバーグ監督が、20世紀のアメリカの子ども時代を深くパーソナルな視点で描く作品。ある青年が家族の衝撃的な秘密を知ることになる青春物語であり、私たち自身や互いの真実を見つめることのできる映画の力を追い求めていく作品だ。

出演者には、アカデミー賞®に4度ノミネートされているミシェル・ウィリアムズ、『THE BATMAN-ザ・バットマン-』のポール・ダノ、『スティーブ・ジョブズ』のセス・ローゲン、『ザ・プレデター』のガブリエル・ラベルなど才能豊かなキャストが集結。スピルバーグ自身の子ども時代にインスパイアされた本作は、ピューリッツァー賞受賞の劇作家トニー・クシュナー(『エンジェルス・イン・アメリカ』、ミュージカル「Caroline, or Change」)との共同脚本となる。
クシュナーは、スピルバーグ監督作『リンカーン』と『ミュンヘン』でオスカーにノミネートされている。オスカー®に3度ノミネートされたクリスティ・マコスコ・クリーガー(『ウエスト・サイド・ストーリー』『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』)、そしてスピルバーグとクシュナーが製作する。

監督:スティーヴン・スピルバーグ
脚本:スティーヴン・スピルバーグ、トニー・クシュナー
キャスト:ミシェル・ウィリアムズ、ポール・ダノ、セス・ローゲン、ガブリエル・ラベル
2023年 公開予定。

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