チャールズ・チャップリン没後45年にあたる2022年11月3日(木・祝)よりチャップリンの代表作を一挙上映する『フォーエバー・チャップリン ~チャールズ・チャップリン映画祭~』の開催が決定。

いま私たちにはチャップリンが必要だ!

今年、2022年の5月、カンヌ国際映画祭の開会式にサプライズ登場したウクライナのゼレンスキー大統領は、チャップリンの『独裁者』を引き合いに「独裁者は破れると確信しています。私たちは1940年の時のような言葉を聞かなければなりません。スクリーンから聞こえてくる自由な世界の言葉です。私たちの時代の映画が沈黙していないことを示す、新たなチャップリンが必要です」とスピーチをし、満場の観客のスタンディングオベーションが起きた。
『独裁者』はヒトラーの全盛期に、チャップリンが笑いを武器に真っ向から立ち向かった問題作で、世界征服の狂気に憑かれて隣国への侵略を進める独裁者ヒンケルにひょんなことから間違われたユダヤ人の床屋が、大群衆を前に演説をするラストは映画史に残るワンシーン。本作に込められたチャップリンのメッセージは時を経てもなお今を生きる私たちの心に響いてくる。

今回の映画祭ではこの『独裁者』を含む、チャップリンの代表作の長編10 本全てをデジタル・リマスター版で初めて一挙上映する。
放浪者チャーリーの盲目の花売り娘への献身的な愛に涙する、3年もの歳月をかけて製作された珠玉の名作『街の灯』、アカデミー賞作曲賞を受賞した切なくも美しいメロディーと共に描かれる、老芸人の若いバレリーナへの無償の愛を描いた『ライムライト』、痛烈な機械文明への風刺をこめた現在に通じる傑作『モダン・タイムス』、ゴールド・ラッシュを背景にしたスラップスティックコメディ『黄金狂時代』。そして映画史上初の世界的大ヒット映画、血のつながりを超えた親子の愛を描く『キッド』、チャップリン・コメディの最高峰、第1回アカデミー賞®特別賞受賞作『サーカス』など。特に、『キッド』『サーカス』の2本は初の4Kデジタル・リマスター上映となる。
未だ色褪せないチャップリンの珠玉の数々の作品は、政治的メッセージだけではなく、笑いとペーソス、そして現代にも通じるテーマを持って我々の心に響く。混沌とした現代だからこそ、今私たちにチャップリン映画が必要なのだ。

画像: 『モダン・タイムス』©Roy Export SAS

『モダン・タイムス』©Roy Export SAS

チャップリン映画のファンの方はもちろん、チャップリン映画未経験の方にも、この機会に劇場で最高の画質と共にチャップリンからのメッセージを受け取ってほしい。

上映する長編作品は下記の通り
『キッド』(1921)サイレント(無声映画) ※4K上映
『巴里の女性』(1923)サイレント(無声映画)
『黄金狂時代』(1925)サイレント(無声映画)+ナレーション
『サーカス』(1928)サイレント(無声映画) ※4K上映
『街の灯』(1931)サイレント(無声映画)
『モダン・タイムス』(1936)サイレント(無声映画)
『独裁者』(1940)
『殺人狂時代』(1947)
『ライムライト』(1952)
『ニューヨークの王様』(1957)
『チャップリン・レビュー』(『犬の生活』『担へ銃』『偽牧師』を再編集 1959)
『サニーサイド』『一日の行楽』『のらくら』『給料日』(短編)

画像: 『街の灯』©Roy Export SAS

『街の灯』©Roy Export SAS

「フォーエバー・チャップリン〜チャールズ・チャップリン映画祭〜」
2022年11⽉3 ⽇(⽊・祝)〜 東京・⾓川シネマ有楽町他、順次公開
配給︓KADOKAWA

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