実はあの場所にいたかもしれないゼウス
この映像は、ゴアとの最終決戦に臨むソーが、病床のジェーンと二人きりで言葉を交わしている感動のシーンで、実はゼウスが病室のカーテンに隠れて盗み聞きしていたという設定。ゼウスはソーを外に呼び出し、サンダーボルトは「心で扱うもの」であると伝授。最後の決戦の舞台である「永久の祭壇」へ「一緒に行かないのか?」と問いかけるソーに、ゼウスは「たどり着けるのは純粋な者だけ。ゼウスは純粋さとは無縁だ」と答えて姿を消し、一方、ムジョルニアを再び手にしたジェーンは、ソーと一緒に決戦へ臨む覚悟を決めて合流する。ソーとジェーンの強い繋がりと、ソーの味方であるようなゼウスの一面を描いた、貴重な未公開シーンである。
ゼウス演じるラッセル・クロウについて2人のソーが語る
「スクリーンに登場するラッセルが、『グラディエーター』のイメージをわずかに漂わせながら、すっかり自虐的にウィンクをしてみせる日が本当に来るなんて、僕は夢にも思っていなかったよ」とクリス・ヘムズワースは語る。「彼は少しも嫌がらなかった。僕は彼の大ファンなんだ。僕自身が演技を始めたころからずっとね。遠くから見ていると、彼の演技にも彼個人にも、ものすごい重みとシリアスさがある。だけど実際に会ってみると、ものすごいユーモアセンスの持ち主で、タイカ・ワイティティ監督が現場で求めるどんなこともやっていたんだ。本当にびっくりしたよ」とも語った。
ナタリー・ポートマンもまた、すべてを包み込むようなクロウの演技を見たときのことを振り返っている。「ラッセル・クロウがゼウスを演じている姿、あの素晴らしいユーモアセンスであのキャラクターを演じている姿は、見ていてとても楽しかったわ。バカなことをしている彼を見るのが楽しかったの。誰もが、とても強くて英雄的な役柄の彼に慣れ切っているから、そんな彼が羽を伸ばして好きなようにやっている姿は、見ていて楽しかったわ」と語っている。
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発売/ウォルト・ディズニー・ジャパン