サンディエゴ・コミコンやD23で続々と情報が発表され、ますます期待が高まるマーベル・シネマティック・ユニバース。今後も壮大になっていくMCUの世界で注目したいキーワードを本誌でおなじみ杉山すぴ豊さんに解説してもらいました。
カバー画像:The Walt Disney Company via Getty Images

【キーワード2】“ハルク”

盛り上がる「ハルク」界隈
新作映画の布石?

ハルク自体はアベンジャーズに欠かせない重要キャラですが、ハルク自体の単独ソロ映画はMCU2作目の『インクレディブル・ハルク』(2008)以降作られていません。しかしここにきて『インクレディブル〜』に登場したキャラのMCUでの活躍が目立ちます。

画像: シー・ハルク役タチアナ・マスラニー(左)&ハルク役マーク・ラファロ(右) Photo by Axelle/Bauer-Griffin/FilmMagic

シー・ハルク役タチアナ・マスラニー(左)&ハルク役マーク・ラファロ(右)

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まずハルクと戦ったエミル・ブロンスキー/アボミネーション(演じるのはティム・ロス)が『シャン・チー/テン・リングスの伝説』(2021)で13年ぶりに復活し、ドラマ「シー・ハルク:ザ・アトーニー」にも出演。さらに驚きなのは『インクレディブル〜』でティム・ブレイク・ネルソンが演じたサミュエル・スターンズが、2024年米国公開の次のキャプテン・アメリカ映画に出ることが明らかになったこと。サミュエルは前作で脳にハルクの血が入ったことが示唆され、原作のコミックにおけるザ・リーダーというヴィランに変異した姿で現れるようです。

画像: アボミネーション役のティム・ロスも復帰 Photo by Kate Green/Getty Images

アボミネーション役のティム・ロスも復帰

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画像: ティム・ブレイク・ネルソンは『キャプテン・アメリカ』新作に登場 Photo by Michael Loccisano/Getty Images

ティム・ブレイク・ネルソンは『キャプテン・アメリカ』新作に登場

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このハルク系の盛り上がりはハルクの新作がいよいよ作られることの布石? さらに「シー・ハルク」においてハルクことブルースが惑星サカールに行ったことも明らかになっています。この星は原作コミックにおけるハルクの名エピソード「プラネット・ハルク」「ワールド・ウォー・ハルク」の舞台です。これらが映画化される?

【キーワード3】“カーン”

既に仕込みが始まっている
サノス級の重要ヴィラン!

2025年5月2日全米公開のアベンジャーズ映画第5弾『アベンジャーズ:ザ・カーン・ダイナスティ(原題)』。同名のコミックでのエピソードではアベンジャーズの宿敵で、30世紀の未来人である征服者カーンことナサニエル・リチャーズとその息子スカーレット・センチュリオンが21世紀の世界を征服しようと攻めてくる、というものです。

従って新生アベンジャーズはカーンの侵略と戦うという話になるわけですが、彼はMCUフェーズ5のキックオフ映画『アントマン&ワスプ:クアントマニア(原題)』(2023年2月17日米国公開予定)のヴィランとしても登場。この役を演じているのはジョナサン・メジャース。

画像: 重要ヴィランを演じる若手実力派ジョナサン・メジャース Photo by Axelle/Bauer-Griffin/FilmMagic

重要ヴィランを演じる若手実力派ジョナサン・メジャース

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そしてメジャースは2021年のMCUドラマ・シリーズ「ロキ」で〝在り続ける者〞役ですでにMCUデビュー。それはなぜか? 実はカーンはこの人物の、別バースに存在するバージョンなのです。つまり25年のアベンジャーズの敵の仕込みが21年から始まっているわけですね。これだけでもカーンはサノスに匹敵する超重要悪役ということがわかります。

なお原作コミックでは1963年の「ファンタスティック・フォー」のヴィランとして初登場しているのでMCU版『ファンタスティック・フォー』とのリンクも楽しみです。

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