カバー画像:The Walt Disney Company via Getty Images
【キーワード1】“サンダーボルツ”
訳ありメンバー、アッセンブル!
豪華なメンツに期待大!
サンディエゴ・コミコンとD23の発表でファンを狂喜させた超期待作! マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のフェーズ5のトリをつとめる映画であり豪華キャラクター(キャスト)が集結です。2024年7月26日米国公開予定。来年撮影開始ということです。一種のヒーロー・チームですがメンバーはヴィランや訳ありヒーローぞろい!
発表されたメンバーはエレーナ・ベロワ(フローレンス・ピュー)、ウィンター・ソルジャー/バッキー・バーンズ(セバスチャン・スタン)、『アントマン&ワスプ』(2018)のヴィラン、ゴースト/エイヴァ・スター(ハナ・ジョン=カーメン)、『ブラック・ウィドウ』(2021)の義父レッド・ガーディアン/アレクセイ・ショスタコフ(デヴィッド・ハーバー)、「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」からU.S.エージェント/ジョン・ウォーカー(ワイアット・ラッセル)、『ブラック・ウィドウ』に登場したタスクマスター(オルガ・キュリレンコ)そして最近のMCUで暗躍するヴァルことヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌ(ジュリア・ルイス=ドレイファス)。
この面子で期待するなという方が無理!(笑)脚本は『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)『ブラック・ウィドウ』(2021)のエリック・ピアソン、監督は『ペーパータウン』(2015)のジェイク・シュライアー。
コミックでは波乱万丈…
デップーも参加した異色チーム
実は原作コミックの方では様々なバージョンの〈サンダーボルツ〉が存在します。元々はオンスロートという大事件があってアベンジャーズを始めとするヒーローたちがいなくなってしまう。そこでその代わりに誕生したヒーロー・チームがサンダーボルツでした。しかしその正体はヴィランたちが人々を騙すためにつくったもの。けれどチーム内で正義に目覚めた者たちが謀反を起こしヒーロー・チームになります。
その後、コミック版の「シビル・ウォー」で当局の命令に背いたヒーローたちを取り締まるチームとして活動します。その時のリーダーはなんとノーマン・オズボーン(スパイダーマンの宿敵グリーン・ゴブリンの正体です)。それ以降も波乱続きで、街の黒人ヒーロー、ルーク・ケイジがリーダーを務める時もありました。
ルーク版サンダーボルツが解散した後、新たなチームが結成されます。そのリーダーは、ハルクを追うロス将軍(MCUではウィリアム・ハートが演じていました)。ロスのあだ名がサンダーボルト・ロス(電撃のロス)だったので、チーム名がサンダーボルツです。このメンバーにはなんとデッドプールがいたり、またヴェノムがフラッシュ・トンプソン(スパイダーマンことピーターの友達)に寄生して生まれたエージェント・ヴェノムやパニッシャーも参加しています。さらにこの時のロスはレッド・ハルクという赤い体色のハルクに変身するのです。
今回のMCU版は今までの要素をうまくアレンジして作るんでしょうね。事実MCU版のサンダーボルツのメンバーのほとんどは原作コミック版でなんらかの形でこのチームに帰属していました。
MCU版は誰と戦うのか?
そしてあのヴィランの登場は
またエレーナ、ゴースト、タスクマスター、ヴァルと女性メンバーの方が多いのもMCU版の特徴。個人的にはウィリアム・ハートが存命だったら、恐らくロス長官のチームとして描かれたのではないかと思います(というかウィリアム・ハートにはぜひ出演して欲しかった)。多分ロスがアベンジャーズに対抗し密かに計画し、それをヴァルが受け継いでサンダーボルツが生まれたみたいな流れになるのではないでしょうか? ポイントは彼らが戦う敵では誰か?ということです。
まだ発表になっていないですがダニエル・ブリュール演じるジモは重要な役割で出てくるのでは? というのも原作コミックで最初にサンダーボルツを立ち上げたのはジモなんです!