94分ワンショットが生み出す驚異の緊張感で、観る者を犯罪世界へと引きずり込む!!緊迫のノンストップクライムスリラー『ナイトライド 時間は嗤う』(11月18日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館ほかにて全国公開)の監督インタビュー&コメント動画が到着した。
画像: 11.18 FRI 公開『ナイトライド 時間は嗤う』|スティーヴン・フィングルトン監督 コメント動画が到着! youtu.be

11.18 FRI 公開『ナイトライド 時間は嗤う』|スティーヴン・フィングルトン監督 コメント動画が到着!

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恋人との光の射す未来を手に入れるため、裏社会から足を洗おうと最後の賭けに出たドラッグ・ディーラーのバッジ。悪名高い闇金業者から資金を調達し大口の取引きに挑むが、弟分のヘマから取返しのつかない事態に転げ落ちる。本作は、失ったブツと新たな買い手を探し出すべく、真夜中の北アイルランド・ベルファストを奔走する主人公の姿を94分間ワンショット撮影。電話の向こうの《姿なき》登場人物たち ― 奴らとの危険過ぎる駆け引きがノンストップで展開する緊迫のクライム・スリラー。ロックダウン下のベルファストで、1日11時間のリハーサルを連日1週間重ねた末、6晩で全6テイクの撮影を敢行した撮影クルーと俳優たち。様々なアクシデントに見舞われつつ結実した奇跡のワンテイクを体感し、観る者はスリリングな犯罪世界に没入することとなる。

この度、本作の監督を務めた北アイルランド出身の俊英スティーヴン・フィングルトンのインタビュー&コメント映像が到着!参考にした作品や演出でこだわったポイント、主演のモー・ダンフォードにしか成しえなかったラストについて熱く語った。

本作のきっかけとして監督は「ドラッグ・ディーラーが足を洗う前の最後の一仕事で窮地に立たされるという設定で、トム・ハーディ主演の映画『オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分』のようなスタイルのカー・ムービーを作ろう」と、脚本のベン・コンウェイを意気投合したことが製作のはじまりだったと明かす。

また参考にした作品として、ニコラス・ウィンディング・レフン監督の『プッシャー』を挙げており、「本作の主人公はより賢く好感の持てる男にしたかった。長い贖罪の物語のクライマックスを切り抜けるリーダー的存在でもある必要があった。ケチなディーラーの映画ではなく、抜け出したいと強く願いながらもその世界から抜け出せず苦悩する、普通の男を描きたかった」と主人公バッジのキャラクターについても言及する。さらに演出については「主人公が時間との戦いに追われるなか、リアルタイム進行が大いに意味をもたらす。技術的なコンセプトとストーリーが互いを形成し合い、リアルタイム進行にするという判断が、物語の世界にも影響を与えていくこととなった。本編中、主人公の人生に関わる主要登場人物たちから次々とかかってくる電話が、どこか超現実的な感覚をもたらす」と語り、「私は脚本のベン・コンウェイに、本作は『グッドフェローズ』でヘンリー・ヒルが逮捕された日のことを長編映画化したような雰囲気にするべきだ」と伝えたという。

登場人物の少ない今作において、音楽が果たす役割を重要視した監督。そこで、DJ MAG開催のDJ世界番付「トップ100DJS」にて世界トップ20にランクインし、英国アカデミー賞受賞のテレビシリーズ「キリング・イヴ/Killing Eve」(2018〜2022)やスティーヴン・ソダーバーグ監督『ガールフレンド・エクスペリエンス』(2009)にも音楽を提供しているフィル・キーランに音楽を依頼。監督は「タンジェリン・ドリームによるマイケル・マン監督『ザ・クラッカー/真夜中のアウトロー』や『ザ・キープ』の劇伴音楽を参考にしながら、2ヶ月かけて、彼の素材のミックスをやりとりし、本作にぴったりはまる音楽を作り上げていった」と明かす。さらに「本作で流れる音楽には、物語の世界に属しているものと、そうでないものが混在する。カーステレオから鳴り響き、クラブから聞こえてくるようなフィルの作る音楽は、あたかも映画の登場人物の一員のようだ」と監督も太鼓判を押す音楽が映画の緊迫感を加速させる。

画像: 「ラスト15分間は格別」『ナイトライド 時間は嗤う』監督インタビュー&コメント動画が到着

全編にわたり自ら実際に運転し、演じるという大役を見事に務め、本作でアイルランドのアカデミー賞と評されるIFTA映画&ドラマ賞・最優秀主演男優賞の栄冠に見事輝いた主演のモー・ダンフォードについては、「映画にドラマチックな色彩をもたらしてくれた」と話す。「彼は常に重要な瞬間と感情を追い求めている俳優だ。私の仕事の大部分は手綱を引き締めるようなもので、冷静で用心深い人物像に綻びが生じないように気を配ることだ。映画のラスト15分間は格別なものとなった。モーによる解釈が作品の世界と見事に融合し、“禅”的なクライマックスへと繋がった」と胸を張る。監督も“格別”と話すクライマックスについては「最後の対決の前にモーが腕時計を外すアイディアは、演技に対するギアを入れ直すための方法を模索していた際、現場で思いついた。もはや時間は彼にとって大した問題ではないということが分かる。まるで『マトリックス』のネオとエージェント・スミスの対決のように」と手応えを口にする。また監督から届いた動画でも「私たちが知る限り、このような映画は初めてだ!」と自信たっぷりにコメント。

ドラッグ・ディーラーのバッジが裏社会を抜け出すため命がけで臨んだ最後の取引は、奇跡の“ワンテイク”を採用することでよりスリリングに展開し、二転三転する緊迫の物語は“禅的なクライマックス”、“格別なラスト”に行きつく、と自信を覗かせる監督。果たして絶体絶命の一夜をバッジは生き抜くことができるのか!?ぜひ大きなスクリーンで見届けてみよう。

ナイトライド 時間は嗤う
11月18日(金)より、ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館ほか全国ロードショー
配給:ミッドシップ
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