『サタデー・ナイト・フィーバー デイレクターズカット4Kリマスター版』特別上映決定!
ビー・ジーズは英国出身のバリーと双子の弟ロビンとモーリスのギブ 3 兄弟によるグループ。少年時代から音楽活動し、半世紀を超えるキャリアを誇る。全世界でのレコードセールスは 2 億枚以上、全英・米 No.1 ヒットが 20 曲、トップ 10 ヒットが 70 曲。タイトで透明感のあるスリー・パート・ ハーモニーもトレードマークだ。日本でも映画『小さな恋のメロディ』(1971)や『サタデー・ナイト・フィーバー』(1977)のサウンドトラックでその存在を知ったファンも多い。
しかし、ビー・ジーズの歩みは、実際には逆風と戦い続ける日々でもあった。創作をめぐって想像を超えるプレッシャーにさらされるだけではなく、世界的な名声を得た反動として理不尽なバッシングを受けることも。それでも彼らは代表曲「ステイン・アライヴ」に歌われるように「生き抜く」ことを選択し、兄弟と共に時代と立ち向かい、多くの人々の心に残る楽曲を作る。これは倒れても何度でも立ち上がり、時代とジャンルを超越して“人生のサウンドトラック”ともいえる名曲の数々を生み出し続けたビー・ジーズの3兄弟を描いた感動の音楽ドキュメンタリーが『ビー・ジーズ 栄光の軌跡』だ。
今から45年前の1977年11月15日、『サタデー・ナイト・フィーバー』のサウンドトラックがリリースされた。映画の仕掛け人はビー・ジーズのマネージャー、ロバート・スティグウッド。当時RSOレコードの代表だった彼は、土曜日にディスコで踊る青年を取材した雑誌の記事見つけるとすぐに映画化権を取得。主演に当時まったく無名のジョン・トラヴォルタ、監督には英国のテレビ界出身のジョン・バダムを起用。映画を大ヒットさせるためには音楽による事前プロモーションが重要だと考えたロバートは、全米公開1ヶ月前にサントラをリリースした。サウンドトラックには、ビー・ジーズの代表曲「ステイン・アライヴ」、「愛はきらめきの中に」、「恋のナイト・フィーバー」など5曲が収められ、2枚組のサントラは4,000万セットを売り上げ、24週連続全米No.1という驚異的なヒットを記録、全世界で“フィーバー”現象が巻き起こした。
『ビー・ジーズ 栄光の軌跡』の本編には、全世界を熱狂させてショウビズ界の頂点を極めたビー・ジーズとロバート・スティグウッドが登場。ニョーヨークマガジンに掲載された「新たな土曜の夜における部族の儀式」という記事を読んだロバートは、即座に映画化すべきだと確信した。
「サウンドトラック制作が私の仕事で、パーティーで踊れるような曲を集めさせた。ビー・ジーズにも何曲か書いてほしかった。多忙な彼らには頼みにくい。曲の手持ちがあるかと聞いた」と述懐。バリー・ギブは「ロバートが電話をかけてきて“曲が必要だ”と…。脚本が届いたが僕たちは読まなかった」と創作に専念した。
ビー・ジーズから届いたデモテープ聴いたロバートは、「とても驚いた。今聴いてもすばらしい。 “ステイン・アライヴ”も“愛はきらめきの中に”も入っていた。完璧さ!これでサウンドトラックができた」と狂喜。そして上から目線だった配給のパラマウントに対してシングルの先行販売を提案、20位以内に入れば上映劇場数を増やす契約を結ぶ。この戦略は見事に成功し、『サタデー・ナイト・フィーバー』の大ヒットが生まれたのだ。
本作は『バック・トゥ・ザ・フューチャー』などのプロデューサーであるフランク・マーシャル監督が、半世紀以上にも渡って音楽業界を生き抜いてきた「ビー・ジーズ」の軌跡を描く。貴重な写真や未公開ムービーを駆使して名曲誕生の瞬間を体験できる臨場感あふれる、感動の音楽ドキュメンタリー。是非、『ビー・ジーズ 栄光の軌跡』と合わせて『サタデー・ナイト・フィーバー』を楽しみたい。
『ビー・ジーズ 栄光の軌跡』公開記念 『サタデー・ナイト・フィーバー デイレクターズカット4Kリマスター版』特別上映決定!
■日程 11月25日(金)〜12月1日(木) 1週間限定上映
■会場 ヒューマントラストシネマ渋谷
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