『変態村』『地獄愛』に続き、2023年1月27日(金)より公開される衝撃作『依存魔』のファブリス・ドゥ・ヴェルツ監督の言葉と新場面写真が解禁となった。

“怪物愛がテーマの究極的に純粋な映画” 監督自身が依存魔なのか?

豚の咆哮とともに人間の異常 過ぎる 愛と狂気を寓話的に描いた 衝撃作 『変態村』 (04) 、実在した変態連続殺人鬼カップル 、マーサ・ベックとレイモンド・フェルナンデス の 恐るべき 愛の形を
描いた問題作『地獄愛』 (14) に続く、 ファブリス・ドゥ・ヴェルツ監督 による<ベルギーの闇 3 部作>の第 3 弾にして最終章『依存魔』 が 1 月 27 日(金)より劇場公開となるが、この たび 監督の言葉と新たな場面写真が解禁となった。

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ファブリス・ドゥ・ヴェルツ監督の言葉

『依存魔』は、『変態村』( 04 )から始まり『地獄愛』 (14 )へと 続いた<ベルギーの闇 3 部作>の最終章であり、この 3 作品は狂愛、怪物愛をテーマに、 様々な形態の病理を分析している。この『依存魔』は愛、狂気、信仰についての残酷で詩的な物語だ。絶対的な夢とありふれた現実の狭間、激しいセンチ メンタルと衝動の荒々しさの狭間で、『依存魔』は騒々しくて官能的、 かつ 暴力的な映画であり、その行為が信仰に導かれた愛であることを語る。私は一種の祈り、詩、入信の儀式のような、究極的に純粋な映画を作ろうと思った。私は超越的な次元を持った一言のタイトルが好きで、<ベルギーの闇 3 部作>はそのとおり となっている(『変態村』 =Calvaire 、『地獄愛』 =Alleluia 、『依存魔』 =A doration )。また『変態村』は冬、『地獄愛』はなんとなく秋、そして『依存魔』は夏だ。春が抜けているが、このような 3 作の関連性も気に入ってい る 。 私を映画に駆り立てる要素 は、愛の状態とその毒性、依存、狂気、嫉妬、ごまかしとセクシュアリティだ。『依存魔』はその感情が芽生え始める年代を切り取っている。

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この言葉から<ベルギーの闇3部作>において季節が関連しているほか、3部作それぞれのタイトルがワンワードで、全て意図的であることも初めて判明した。『変態村』公開時 監督はその邦題について、言葉の意味を 直々に日本サイドへ質問 。 担当者が『変態村』をそのまま英語に直訳して「Pervert Village」と伝えると 、監督 はすさまじい衝撃を受けて、あまりのことに「最高だ!」と回答したが 、 3 部作の邦題がすべて漢字 3 文字で構成 されてい ることを知っているかは不明だ。『依存魔』の邦題について 、 現時点で 質問は届いていない。 また、 この監督の言葉からは、監督自身が 本作 に対して究極の純粋な依存状態にあることが伺える。 併せて、メイン写真に 続き 新たに12点の場面写真も到着。精神科 病院を抜け出したポールとグロリア。“闇の逃避行”だけに、楽しそうな写真は皆無だ。 彼らの 笑顔はどこにもない。森の中を走り、疲れ果てたようにボートで横たわり、そして大雨の中抱き合う…。写真からでも不穏な気配はひしひしと伝わってくる。また、ポールと一緒に後ろ姿でうつむく男性が写っているカットがあり、逃避行中、果たして彼らはどのようなやりとりがあるのか、気になる内容となっている。

画像5: “怪物愛がテーマの究極的に純粋な映画” 監督自身が依存魔なのか?
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常にグロテスクで血まみれ、 異常な 愛の形を描いてきた ヴェルツ監督 の <ベルギーの闇 3 部作>の最終章となる『依存魔』は、 これまでの作風から一転、 美しい自然の風景とともに 瑞々しく 描かれる、孤独な 1 0 代の 少年少女の絶対的な愛を描く物語だ 。本作の 主演ポール役は『ジュリアン』 (17) で 離婚した父と母の間で揺れ動く息子ジュリアン役を演じ天才子役誕生と注目されたトーマス・ジオリア。 少女グロリア役を演じるのは、ミヒャエル・ハネケ監督の『ハッピーエンド』(17) でイザベル・ユペール他屈指の実力を持つ 俳優陣と共演し、ひときわ存在感が輝いていたファンティーヌ・アルドゥアン。今ヨーロッパで勢いのある若手俳優を迎え、周囲の大人たちから逃げるような狂気に満ちた少年少女の逃避行は、ファブリス・ドゥ・ヴェルツ監督にしか描けない迎え、周囲の大人たちから逃げるような狂気に満ちた少年少女の逃避行は、ファブリス・ドゥ・ヴェルツ監督にしか描けない、、何か何かがおかしいがおかしい唯一無二の世界観唯一無二の世界観といえるといえる。

画像7: “怪物愛がテーマの究極的に純粋な映画” 監督自身が依存魔なのか?
画像8: “怪物愛がテーマの究極的に純粋な映画” 監督自身が依存魔なのか?

<ベルギーの闇3 部作>とは、ベルギーのアルデンヌ地方を舞台に狂気 の愛を描くトリロジー。 なぜか 必ず“グロリア”というキャラクターが登場し、 ローラン・リュカが どこかに 出演 している という共通項がある。 また、3作全てにおいてアメリカ映画からの影響が見られ、『 変態村』ではトビー・フーパー 監督の 『悪魔のいけにえ』 (74) 、『地獄愛』はレナード・カッスル 監督の 『ハネムーン・キラーズ』 (70) 、 そして本作 『依存魔』はテレンス・マリック 監督の デビュー作 『地獄の逃避行』 (73) からインスピレーションを受けている に違いない。

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監督・脚本:ファブリス・ドゥ・ヴェルツ
出演 :トーマス・ジオリア、 ファンティーヌ・アルドゥアン、ブノワ・ポールブールド、 ローラン・リュカ
配給:キングレコード

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