第80回ゴールデングローブ賞助演男優賞ノミネート!
ゴールデンエイジ(黄金時代)と呼ばれた1920年代ハリウッド、サイレント映画からトーキー映画へと移り変わる時代。富と名声、野心に彩られた映画業界で夢を叶えようとする男女の運命を描く。ほか共演者には、トビー・マグワイア、サマラ・ウィーヴィング、オリヴィア・ワイルド、キャサリン・ウォーターストン、新鋭ディエゴ・カルバ、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのベーシストのフリー、など多彩なキャストが集結。また楽曲は、現在もCMで連日使用される『ラ・ラ・ランド』のあの名曲を作曲し、第89回アカデミー賞作曲賞・歌曲賞を受賞したジャスティン・ハーウィッツが担当。ジャズ・エイジと呼ばれたジャズ全盛期の音楽をいかに作曲するかも注目のポイントとなっている。『ラ・ラ・ランド』以来の脚本執筆となったチャゼル監督の、映画に対する強い情熱を感じさせ、賞レース常連の監督・スタッフとメインキャストによる夢の組合せが実現した。
本作でブラッド・ピットが演じるのは、サイレント映画界の頂点に君臨するスター、ジャック・コンラッド。ジャックはファンの群衆の中で、たとえ短い時間であっても、一息つくことなくその場にいる皆に話しかけ、誰をも虜にする、大御所ならではの余裕と色気に満ちた魅力的なキャラクターだ。今回解禁となったピットの場面写真は、大御所の映画スターらしくサングラスをかけタバコを片手にニヤリと微笑む表情や、タキシード姿で大物女優フェイ(リー・ジュン・リー)と見つめあう艶やかな2ショット、ハリウッドに夢をみてジャックの元に飛び込んできた青年マニー(ディエゴ・カルバ)と遠くを見つめる立ち姿、さらにチャゼル監督と撮影現場でディスカッションをしている貴重なメイキングカットだ。
チャゼル監督は、華やかな映画界の最先端をいくジャックのキャラクターの特徴を「世界で最も高い興行収入を稼ぐ主演男優だ。まさにその瞬間にスターダムの頂点を極めた人物の一人であり、映画スター界という概念が比較的新しかったこの時代に、彼が呼び起こすヒステリックな愛と称賛は、現代の我々には到底考えつかないものだ。」と解説。まさにブラッド・ピットのような本物のトップ俳優こそが演じられる役柄で、ピットは「過去に遡り、勉強した。ジョン・ギルバート、ダグラス・フェアバンクス、ルドルフ・ヴァレンチノの作品をたくさん見たよ。彼らの演技には真の魅力がある。サイレント映画は頼りとなる台詞はなく、たまに字幕が出るだけだ。だから演技もそれに合わせたスタイルがあり、今の僕らのものとは違うんだ。」と映画史にその名を刻む往年の名優たちを参考に、サイレント映画独特の役作りを自身に落とし込んだことを語る。
果たして現代の映画界のトップスター、ブラッド・ピットは100年前の映画スターをどのように演じているのか。そしてサイレント映画界では頂点に君臨するジャックは果たして世間に受け入れ始められた“トーキー映画”という新たな波に乗ることはできるのか…ジャックの行く末や如何に…!
人々の欲望と思惑がうずまく映画界を生き抜く強かさ、そして併せ持った情熱の純粋さと美しさで”黄金期“と呼ばれたハリウッドを、頂点からの景色も底辺から駆け上がっていく姿も映し出す本作。グローバルプレミアでのお披露目も経て、観る者に強烈なインパクトを与え、一心不乱に、時に大胆に夢を追いかける姿に心奪われる人が続出中!ピットが見せる、栄光と葛藤を絶妙に調和させた熱演には世界中から絶賛の声が絶えず、アカデミー賞前哨戦と言われる第80回ゴールデングローブ賞で助演男優賞にもノミネート。もし、本作で受賞した場合は『12モンキーズ』(95)『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(19)につづき3度目の受賞となり、その先のアカデミー賞へとますます期待が膨らむ!
■監督・脚本:デイミアン・チャゼル『ラ・ラ・ランド』
■製作:マーク・プラット, p.g.a.、マシュー・プルーフ, p.g.a.、オリヴィア・ハミルトン, p.g.a.
■製作総指揮:マイケル・ビューグ、トビー・マグワイア、ウィク・ゴッドフリー、ヘレン・エスタブルック、アダム・シーゲル
■キャスト:ブラッド・ピット、マーゴット・ロビー、ディエゴ・カルバ、ジーン・スマート、ジョヴァン・アデポ、リー・ジュン・リー、P・J・バーン、ルーカス・ハース、オリヴィア・ハミルトン、トビー・マグワイア、マックス・ミンゲラ、ローリー・スコーヴェル、キャサリン・ウォーターストン、フリー、ジェフ・ガーリン、エリック・ロバーツ、イーサン・サプリ―、サマラ・ウィーヴィング、オリヴィア・ワイルドほか
■全米公開:2022年12月25日(金)■原題:BABYLON ■配給:東和ピクチャーズ
(C) 2022 Paramount Pictures. All Rights Reserved.