世界が待ち望んだ、すべての人の人生に温かな光をさす、奇跡と感動のストーリー
1980年代初頭のイギリスの静かな海辺の町、マーゲイト。辛い過去を経験し、今も心に闇を抱えるヒラリーは、地元で愛される映画館、エンパイア劇場で働いている。厳しい不況と社会不安の中、彼女の前に、夢を諦め映画館で働くことを決意した青年スティーヴンが現れる。職場に集まる仲間たちの優しさに守られながら、過酷な現実と人生の苦難に常に道を阻まれてきた彼らは、次第に心を通わせ始める。前向きに生きるスティーヴンとの出会いに、ヒラリーは生きる希望を見出していくのだが、時代の荒波は二人に想像もつかない試練を与えるのだった…。
主人公ヒラリーを演じるのは、サーチライト作品『女王陛下のお気に入り』でアカデミー賞®主演女優賞を受賞。以降も『ファーザー』『ロスト・ドーター』で連続ノミネート、さらには本作でも第80回ゴールデングローブ賞において主演女優賞(ドラマ部門)にノミネートを果たし、女優として文字通り頂点に立つオリヴィア・コールマン。共演は英国アカデミー賞®ライジング・スター賞に輝く新鋭マイケル・ウォード。さらに、『英国王のスピーチ』でアカデミー賞®を受賞したコリン・ファースら、イギリスが誇る名優たちが脇を固める。
監督はアカデミー賞®受賞作『アメリカン・ビューティ』『1917 命をかけた伝令』から『007/スカイフォール』『007/スペクター』まで、芸術性と娯楽性を兼ね揃えた傑作を作り続けるサム・メンデス。自身、「最も個人的な思いのこもった作品」と呼ぶ、初の単独脚本作品を世に送り出し、2度のオスカーに輝く撮影監督ロジャー・ディーキンス、音楽のトレント・レズナー&アッティカス・ロスなど、最高の才能とともに、最も多感な時代に経験した激動の80年代の記憶を辿りながら、今を生きるわたしたちへの、かけがえのないメッセージを紡ぎ出した。
英国アカデミー賞の発表は2023年2月19日(現地時間)。あわせていよいよ、1月24日(現地時間)に控える本年度アカデミー賞®のノミネートの行方にも注目したい。
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