日本初公開の作品も上映される「シャンタル・アケルマン特集」の第2弾
昨年開催され、記録的な大ヒットとなった【シャンタル・アケルマン映画祭】。この度、前回の上映作品に加え、日本では劇場初公開となる作品もラインナップした第二弾、題して【シャンタル・アケルマン映画祭2023】が4月7日(金)〜4月27日(木)、ヒューマントラストシネマ渋谷にて開催されることが決定。。続けて5月6日(土)より東京日仏学院エスパス・イマージュでもアケルマン監督の3 作品が上映される。
ベルギー出身、フランスを中心に活躍した女性監督シャンタル・アケルマン。平凡な主婦の日常を描き、映画界に革命を起こした3 時間を超える大作『ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23 番地』は昨年、英国映画協会が10 年ぶりに更新した「史上最高の映画100」にて1位に選ばれるなど、今もなお世界に衝撃を与え続けている。
今回、4月7日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷で開催される【シャンタル・アケルマン映画祭2023】では、昨年上映した『ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地』を含む5 本に加え、ミュージカル『ゴールデン・エイティーズ』や『一晩中』、傑作ドキュメンタリー『家からの手紙』『東から』といった4 本の長編と、記念すべき処女短編『街をぶっ飛ばせ』を新たにラインナップ。アケルマン監督の特異な魅力をさらに発見することができる特集だ。
また5月6日(土)より東京日仏学院エスパス・イマージュでも【シャンタル・アケルマンをめぐって】と題し、3本のアケルマン監督作『ジャンヌ・ディエルマン~』『アメリカン・ストーリーズ』『No Home Movie』、さらには『ジャンヌ・ディエルマン~』の制作過程を記録した『ジャンヌ・ディエルマンをめぐって』を上映する。
4月28日(金)からは2022 年に惜しまれつつもこの世を去ったジャン=リュック・ゴダール監督の特集上映。世紀を超えて映画と共に生きたゴダールの世界を振り返る。上映作品・詳細は順次発表予定。
また8月には、寡作ながら強烈なインパクトを残したポスト・ヌーヴェル・ヴァーグを代表する映画監督ジャン・ユスターシュの特集上映が開催。4K デジタルリマスターで甦った220 分の大作『ママと娼婦』をはじめ、スクリーンでは滅多に観ることができない幻の作品の数々。謎に包まれたユスターシュの軌跡に触れる絶好の機会となる。
4/7(金)〜4/27(木)【シャンタル・アケルマン映画祭2023】
ヒューマントラストシネマ渋谷にて開催 ほか全国順次ロードショー
上映作品
★短編:『街をぶっ飛ばせ』(1968) ※劇場初公開
『私、あなた、彼、彼女』(1974)
『ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地』(1975)
★『家からの手紙』(1976) ※劇場初公開
『アンナの出会い』(1978)
★『一晩中』(1982) ※劇場初公開
★『ゴールデン・エイティーズ』(1986)
★『東から』(1993) ※劇場初公開
『囚われの女』(2000)
『オルメイヤーの阿房宮』(2011)
5/6(土)〜5/14(日)、20(木)、21(金) 【シャンタル・アケルマンをめぐって】
東京日仏学院エスパス・イマージュ にて開催
『ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル1080、コルメス河畔通り23 番地』(1975)
『アメリカン・ストーリーズ』(1989)
『ジャンヌ・ディエルマンをめぐって』(2005) ※サミー・フレー監督作品
『No Home Movie 』(原題) (2015)
4/28(金)より【追悼 ジャン=リュック・ゴダール映画祭】
ヒューマントラストシネマ渋谷、角川シネマ有楽町にて開催 ほか全国順次ロードショー ※上映作品、詳細は順次発表
8月 【ジャン・ユスターシュ映画祭】
ヒューマントラストシネマ渋谷にて開催 ほか全国順次ロードショー
『ママと娼婦 4Kデジタルリマスター版』(1973)ほか上映 ※上映作品、詳細は順次発表