レイフ・ファインズ&アニャ・テイラー=ジョイの
衣装から紐解く、それぞれのキャラクター設定
この映像は、衣装デザイナーのエイミー・ウェストコットが、レイフ・ファインズ(スローヴィク役)やアニャ・テイラー=ジョイ(マーゴ役)と協力し合いながら、いかにしてそれぞれのキャラクター設定に合わせた衣装を作り上げたのかに迫る貴重な映像となっている。
シンプルさを極めたスローヴィクの衣装。
神父か外科医のような、飾りも印もないのがこだわり
スローヴィクの衣装は、「レイフと相談して、本物のシェフの衣装を進化させて、彼の人物像を表現したもの」とウェストコット。そして「まるで神父か外科医のように、何の飾りも印もない簡素さが必要だったんだ」と語るファインズ。実際のシェフの上着はダブルですが、シングルの上着にすることで、体にフィットし、あつらえた感じを表現している。マーク・マイロッド監督からは「全てを本物のように、過度にスタイリングを加えたり、できすぎたものにしたりしない」という指示があり、「監督の要望は本当に現実に忠実にという内容で、実際にレストラン業界で働く人たちが見ても、『ああ、わかる、わかる。その通りだ』と言えるようにというものでした」とウェストコットは語っている。
紫色のドレスを纏った謎の女マーゴ
謎の女という設定のマーゴは、映画で登場する唯一の紫色である美しいドレスを纏っており、さらに彼女の赤毛は、モダンな無彩色のセットの中で一際目立つ。そして、彼女の履くブーツは、グラマラスでセクシーなドレスと対照的に、彼女の強さを表現している。「マーゴの外見は彼女がそう見せたい姿なの」とウェストコットは語っている。「その設定を演技に反映させるのは楽しかったわ」と語るテイラー=ジョイの演技に注目。
『ザ・メニュー』
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