『妖怪の孫』が3 月17 日(金)より新宿ピカデリーほか全国公開となります。それに合わせ、今作の監督である内山雄人監督のオフィシャルインタビューが到着した。

『妖怪の孫』内山雄人監督オフィシャルインタビュー

大手メディアでは決して出来ない、安倍政治を“今、まさに”本気で検証する

画像: 大手メディアでは決して出来ない、安倍政治を“今、まさに”本気で検証する

歴代最長在任期間となった故安倍晋三元総理。タカ派的な外交政策と“アベノミクス”に代表される経済政策を行い、高い人気を誇った半面、物議を醸す言動やスキャンダルの絶えない人物だった。長期政権下、日本は分断と格差が広がり、選挙に勝てば問題も疑惑も忘れ去られるという悪習が政治に根付いてしまった。

安倍晋三とはいったい何者であったのか。この国に遺したものは何だったのか。

「昭和の妖怪」と呼ばれた母方の祖父・岸信介(元総理)。幼心に「祖父の教え」として刷り込まれた野望を実現しようとした政治姿勢と、その背景にある血縁の秘密。妖怪の魔の手は、いかなる嘘や不正さえも諦めで満たし、政官の倫理観を地に堕とした。その結果としての黒塗りや改竄の蔓延。それは、いつの間にか日本国民の心にさえも忍び込んでいた。なぜ、安倍政権は選挙に強かったのか?何が多くの国民を惹きつけたのか?アベノミクスの失敗から見る今後の経済発展や、政治と行政のモラルの低下、そして戦争ができる国になろうとしているニッポンの本当の姿、その根本にあるものを紐解いていく。

菅前総理のドキュメンタリー『パンケーキを毒見する』(21)の公開直後から企画がスタートした本作『妖怪の孫』。「政治家さんや周りから「次は本丸をいけ」など言われていたりしていて、その後、スターサンズの河村さんから具体的な話があったんです。その時にはタイトルも『妖怪の孫』と決まっていて。2022 年頭くらいから実際に調べ始めたんですが、6 月に河村さんがなくなってしまって、その後あの銃撃事件が起こって、企画自体が棚上げ状態に一時はなっていました。その後統一協会の話が出てきて、「安倍さんが元々抱えていた問題じゃないか」という問題意識が持ち上がり、企画がもう1 回立ち上がったんです」と製作の経緯を語る。スターサンズ河村社長の遺志を受け継ぐ作品になった本作だが、「右左といった思想や政治的な傾向の問題ではなく、客観的な事実を元に「政治をきちんと検証してみたい」という思いがありました。

前作の『パンケーキ~』もそうですが、今回も「安倍さんのしたことをきちんと検証してみよう」という姿勢があるだけで、「反安倍」を掲げる気は全くないですし、むしろ、何をしたかという事実のみをきちんと並べてみたかったという気持ちのほうが大きいです」と心情を語る。「昨年末から今年にかけて、強硬な政策決定ばかりが続き、安倍さんすら決断しなかったことが次々と実現されようとしている。まさに歴史の転換点。私は今、本当に危機感を感じています。ルールの破り方、物事の進め方など安倍さんを見ることで今の自民党政権のやり方が見えると思います。背景にあるものは何か。この映画を見て知って欲しいです」と本作に込めたメッセージを語った。

『妖怪の孫』
3 月17 日(金)より新宿ピカデリーほか全国公開

INTRODUCTION
日本アカデミー賞作品『新聞記者』や、官邸政治の闇を描いた『i-新聞記者ドキュメント-』など、世に訴える映画を手掛けてきたスターサンズと、邦画史上初となる現役総理大臣のドキュメンタリー『パンケーキを毒見する』の内山雄人監督&制作スタッフが、今まさに、満を持して“日本の真の影”に切り込む政治ドキュメンタリーを制作。

【企画】河村光庸 【監督】内山雄人 【企画プロデューサー】古賀茂明 【ナレーター】古舘寛治
【音楽】岩代太郎 【アニメーション】べんぴねこ
【製作】「妖怪の孫」製作委員会 【配給】スターサンズ ©2023「妖怪の孫」製作委員会

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