ついに解禁!豪華、総勢9名のゲストが決定!
上映作品はすべて本映画祭での上映が日本初公開となり、イタリア喜劇のヒット作からスターが出演するエンタメ作品、国際映画祭をにぎわした映画やLGBTQ+やSDGsをテーマにした作品などフレッシュでバラエティーに富んだ全14作品。この映画祭でしか観る事ができない貴重な作品が並ぶ。
このたび、盟友パオロ・ソレンティーノ監督作品で知られる今世紀最高の俳優の一人、トニ・セルヴィッロの初来日が決定!巨匠マルコ・ベロッキオによる上映時間330分の渾身の超大作『夜のロケーション』に出演、3度目のタッグを組んだロベルト・アンドー監督作『奇妙なこと』に主演し監督とともに上映後Q&Aの登壇を予定している。
さらに、現代イタリア映画を代表する名優ルイージ・ロ・カーショが2004年に同映画祭で初来日をして以来19年ぶり2度目の来日となり、2作品(『蟻の王』(仮題)『デルタ』『キアラ』)でのQ&A登壇を予定。その他俳優陣では日本劇場公開された『3つの鍵』『幸福なラザロ』などに出演するトンマーゾ・ラーニョ、本映画祭上映作品でもお馴染みのカシャ・スムトニャクが決定し華を添える。
監督は、ヴェネチア国際映画祭でドキュメンタリー映画として史上初の金獅子賞受賞したジャンフランコ・ロージ(『旅するローマ教皇』)のほか、新鋭キアラ・ベッロージ(『スイングライド』)、3大国際映画祭で受賞歴があるエマヌエーレ・クリアレーゼ(『無限の広がり』)の来日登壇を予定している。そして、オープニング作品『遺灰は語る』の監督を務めた御年91歳の巨匠パオロ・タヴィアーニ(『遺灰は語る』)がオンラインでQ&Aに出席する。東京会場は有楽町・朝日ホールでの開催に会場が戻り、活気溢れる熱い6日間になりそうだ。
巨匠から若手まで、多種多様な14作品が一堂に会し、作り手たちの思いを感じながら、最新のイタリア映画の今を垣間見ることのできるイタリア映画祭。上映作品は、配信、劇場公開が困難なものが多く、日本語字幕&スクリーンで味わうことのできるこの貴重な機会をぜひ堪能したい。
【イタリア映画祭2023】 ▼東京会場
会期: 5月2日(火)~5月7日(日)
会場:有楽町朝日ホール(東京都千代田区有楽町2-5-1 有楽町マリオン11階)
主催:朝日新聞社、イタリア文化会館、チネチッタ 特別後援:イタリア共和国大統領 後援:イタリア大使館
▼大阪会場
会期:6月10日(土)~6月11日(日) 会場:ABCホール(大阪府大阪市福島区福島1-1-30)
※チケットは4月21日(土)12:00(予定)からあさチケ(https://l-tike.com/st1/asahi-id-top-29)にて発売。
主催:朝日新聞社、イタリア文化会館-大阪、チネチッタ 特別後援:イタリア共和国大統領 後援:イタリア大使館、イタリア領事館
▼来日ゲスト情報▼
ロベルト・アンドー Roberto Andò(『奇妙なこと』監督)
5月4日(木・祝) 13:00~上映後にQ&A
1959年、パレルモ生まれ。オペラや舞台、小説と幅広い分野で活躍する才人で芸術性と商業性を両立させるのに長けている映画監督。新作『奇妙なこと』では、名優トニ・セルヴィッロと3度目のタッグを組む。日本での公開作品は、『修道士は沈黙する』『ローマに消えた男』『盗まれたカラヴァッジョ』『そして、デブノーの森へ』。
キアラ・ベッロージ Chiara Bellosi(『スイングライド』監督)
5月4日(木・祝) 10:15~の上映後にQ&A
1973年、コモ生まれ。劇作家パオロ・グラッシが設立した演劇アカデミーで演劇を学び、その後2本のドキュメンタリー映画を制作。初の劇映画となった『Ordinary Justice』はベルリンのGeneration 14plus部門に出品され、2作目の『スイングライド』も再び同映画祭に選ばれた。
エマヌエーレ・クリアレーゼ Emanuele Crialese(『無限の広がり』監督)
5月5日(金・祝) 13:20~の上映後にQ&A
1965年、ローマ生まれ。約25年のキャリアで長編が5作という寡作だがいずれも国際的に高い評価を受けている映画作家。第3作『新世界』でヴェネチア国際映画祭銀獅子賞、第4作『海と大陸』で同映画祭審査員特別賞を受賞。どちらも米アカデミー賞外国語映画賞イタリア代表作品に選ばれた。『海と大陸』から11年後に発表した『無限の広がり』でヒロインに迎えたのは、スペインの女神ペネロペ・クルス。
ルイージ・ロ・カーショ Luigi Lo Cascio(『蟻の王』(仮題)『デルタ』主演、『キアラ』『奇妙なこと』出演)
5月3日(水・祝) 15:25~と18:40~の上映後にQ&A
1967年、パレルモ生まれ。現代イタリア映画を代表する俳優の一人。映画デビュー作となった『ペッピーノの百歩』でイタリアを代表する映画賞のダヴィッド・ディ・ドナテッロ最優秀主演男優賞を受賞。ヴェネチア国際映画祭男優賞に輝いた『ぼくの瞳の光』、名作『輝ける青春』、『夜よ、こんにちは』などでスターダムにのし上がる。近年は、『いつだってやめられる』シリーズや『靴ひものロンド』の出演が記憶に新しい。
トンマーゾ・ラーニョ Tommaso Ragno(『ノスタルジア』『乾いたローマ』出演)
5月4日(木・祝) 15:55~の上映後にQ&A
5月5日(金・祝) 16:00~の上映前に舞台挨拶
1967年、ヴィエステ生まれ。マリオ・マルトーネ演出の演劇で舞台の世界に入り、1990年代に入ってからはイタリアを代表する演出家の一人、カルロ・チェッキとのコラボレーションが続いた。1997年に映画の世界にも入り、多数の作品に出演。日本で公開された作品の出演作は、『3つの鍵』『幸福なラザロ』『歓びのトスカーナ』『孤独な天使たち』など。
ジャンフランコ・ロージ Gianfranco Rosi(『旅するローマ教皇』監督)
5月3日(水・祝) 10:15~上映後にQ&A
1964年、エリトリア生まれ。現代のドキュメンタリー映画界を代表する映画監督の一人。1993年に『Boatman』でデビューし、『Below Sea Level』『El Sicario, Room 164』で多くの賞に輝く。製作に3年もの月日を費やし『ローマ環状線、めぐりゆく人生たち』は、ヴェネチア国際映画祭でドキュメンタリー映画として史上初の金獅子賞を受賞。その後、『海は燃えている イタリア最南端の小さな島』『国境の夜想曲』が日本で公開された。
トニ・セルヴィッロ Toni Servillo(『奇妙なこと』主演、『夜のロケーション』出演)
5月4日(木・祝) 13:00~上映後にQ&A
1959年、アフラゴーラ生まれ。今世紀最高の俳優の一人。当初は演劇を活動の場としていたが、30代になって映画界にも進出。評価を決定づけたのが、アカデミー賞外国語映画賞を受賞した盟友パオロ・ソレンティーノ監督作『グレート・ビューティー/追憶のローマ』の作家でジャーナリストのジェップ役。ヨーロッパ映画賞男優賞を二度、ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞主演男優賞を四度受賞。今も映画と舞台の両輪で活躍する。
カシャ・スムトニャク Kasia Smutniak(『はちどり』出演)
5月2日(火) 14:30~の上映後にQ&A
5月5日(金・祝) 10:15~の上映前に舞台挨拶
1979年、ポーランド生まれ。98年にイタリアに移住し、2000年に映画デビュー。『カプチーノはお熱いうちに』では病魔に襲われる女性を熱演し、銀のリボン賞主演女優賞を受賞した。主な出演作は、『おとなの事情』『LORO 欲望のイタリア』『ようこそ、大統領!』『メイド・イン・イタリー』など。
パオロ・タヴィアーニ Paolo Taviani(『遺灰は語る』監督)
5月2日(火) 18:00~の上映後にQ&A ※来日はしません。オンラインでQ&Aを実施。
1931年、サン・ミニアート生まれ。1962年に兄のヴィットリオと初の長編を制作。それ以来、長年にわたって兄と二人三脚で作り続けてきた言わずと知れた巨匠。『父 パードレ・パドローネ』でカンヌ国際映画祭パルムドール、『サン★ロレンツォの夜』で同映画祭審査員大賞、『塀の中のジュリアス・シーザー』でベルリン国際映画祭金熊賞など多数の賞を受賞。
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