2001年に始まり今回で第23回となる「イタリア映画祭」が5月2日より東京・有楽町朝日ホールで開幕。来日ゲストが集合してオープニング・セレモニーが行われた。

トニ・セルヴィッロ、ルイジ・ロ・カーショらが来日

この3年、コロナ柯で会場変更などの処置で行われてきたが今回は4年ぶりに朝日ホールでの開催に。これに合わせ、イタリアからゲストも来日し、日本の観客の前に登場して舞台挨拶を敢行。オープニング作品『遺灰は語る』の上映前に行われた開会式にやってきたのは、これが初来日となるトニ・セルヴィッロ(『奇妙なこと』主演、『夜のロケーション』出演)はじめ、久々の来日となるルイージ・ロ・カーショ(『蟻の王(仮題)』『デルタ』主演ほか)、トンマーゾ・ラーニョ(『ノスタルジア』『乾いたローマ』出演)、カシャ・スムトニャク(『はちどり』出演)、ジュリア・アンドー(『奇妙なこと』出演)といった俳優陣、さらにロベルト・アンドー(『奇妙なこと』監督)、キアラ・ベッロージ(『スイングライド』監督)、ジャンフランコ・ロージ(『旅するローマ教皇』監督)、ドメニコ・プロカッチ(『はちどり』製作者)といったスタッフ総勢9名。

画像: キアラ・ベッロージ監督

キアラ・ベッロージ監督

画像: トンマーゾ・ラーニョ監督

トンマーゾ・ラーニョ監督

画像: ロベルト・アンドー監督

ロベルト・アンドー監督

画像: ジュリアン・アンドー

ジュリアン・アンドー

セルヴィッロは「小津安二郎監督や、手塚治虫など日本の文化から我々はたくさんの愉しみや気づきをもらってきました。私たちの映画で少しでもそのお返しができればと思います」と日伊交流を推進したいと挨拶。ロ・カーショは「17年ぶりの来日です。とても日本に戻ってきたかったので、うれしいです。僕の作品の上映に来ていただければもっと長くお話ししたいと思います」とファンとの交流を楽しみにしている様子だった。

画像: トニ・セルヴィッロ

トニ・セルヴィッロ

画像: ルイージ・ロ・カーショ

ルイージ・ロ・カーショ

画像: ジャンフランコ・ロージ監督

ジャンフランコ・ロージ監督

画像: カシャ・スムトニャク

カシャ・スムトニャク

画像: ドメニコ・プロカッチ

ドメニコ・プロカッチ

またベッロージ監督は「ぜひ14作とも楽しんでほしいです。私の映画も小さいものですが、ぜひ見ていただけると嬉しい」と社会のアウトサイダーたちを描く『スイングライド』をアピール。また開会式前に上映が行われた『はちどり』のスムトゥニャクとプロカッチは「上映後のQ&Aは楽しかったです。2回目(5日)もあるのでぜひ見に来てください」と挨拶した。

また残念ながらこの後上映された『遺灰は語る』のパオロ・タヴィアーニ監督がオンラインで観客とトークするという企画が予定されていたが、監督の体調不良で中止がアナウンスされた。

イタリア映画祭2023は5月7日まで開催される。

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