本作の原作は、平尾アウリの累計100万部超えの大ヒットコミック「推しが武道館いってくれたら死ぬ」 。2015年8月より「月刊COMICリュウ」(徳間書店)にて連載を開始すると、2017年には「このマンガがすごい!2017」オトコ編第12位、第3回「次にくるマンガ大賞」コミックス部門第11位にランクイン。2020年にはテレビアニメ化もされ、「推し武道」の愛称で親しまれている人気作品。ABC テレビの2022年10月クールドラマ Lにて同名タイトルで初実写ドラマ化されると、原作の再現度の高さと、 ”推し活”のあるあるが詰まった共感度の高いストーリーが多くの視聴者の胸を打ちたちまち話題に。
物語の主人公・フリーターのえりぴよは、地元・岡山のマイナー地下アイドル・ChamJam(チャムジャム)のメンバー・舞菜に人生のすべてを捧げている伝説的なファン。自らの服は高校時代の赤ジャージのみ、収入の全てを推しである舞菜に貢ぎ、24時間推しのことを想い、声の限りを尽くして名前を呼び、プライベートでの布教活動など、推しが生きる活力となっている。
公開が始まるとSNSでは「私もえりぴよ達みたいなファンでいたい」「俺も周りの人に流されず自分だけの応援の仕方を貫きたいと思った」「真っ直ぐに応援できるえりぴよは本当にかっこいい」と、松村沙友理演じるえりぴよの全力の推し活っぷりに共感する声が続出し話題となっている。
「推し」や「推し活」という言葉がメジャーになっている昨今。“推し活”の市場規模は年々拡大傾向にあり、話題沸騰のアニメ「推しの子」や、宇佐見りんの小説『推し、燃ゆ』は第164回芥川賞を受賞するなど、アニメや小説などさまざまなメディアで「推し」をテーマにした作品が次々と生まれている。「推し」系作品が大盛り上がりをみせている今、本作はまさにその大本命とも言える推し活あるあるが満載の“推し活エンターテインメント”だ。
人生を懸けた推し活に励むえりぴよやその仲間たちの姿をみていると、推しがいると人生がこんなに輝きだすんだと感じさせてくれるはず。さらに人生において“推し”が見つかることの尊さを松村沙友理演じるえりぴよが魅力たっぷりに体現してくれる。その姿を劇場で確かめてみよう。
『劇場版 推しが武道館いってくれたら死ぬ』
絶賛公開中
配給:ポニーキャニオン
©平尾アウリ・徳間書店/「劇場版 推しが武道館いってくれたら死ぬ」製作委員会