海洋ノンストップ・サバイバル・スリラー『ブラック・デーモン 絶体絶命』(原題:THE BLACK DEMON)が松竹配給にて全国公開中。同作に登場する巨大ザメを作り上げたのが、Netflixの人気ドラマ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」のVFXを手掛けるスタジオ・PFXであることが判明した。

超巨大ザメを手掛けたのは「ストシン」のVFXも手掛けるPFX!

本作は、爆発寸前の油田に取り残された家族が伝説の超巨大ザメに襲われるという極限状態を描く海洋ノンストップ・サバイバル・スリラー。監督は『ランボー ラスト・ブラッド』他多くのアクション作品を手掛ける実力派のエイドリアン・グランバーグ。社会現象ともなったホラー映画『IT/イット“それ”が見えたら、終わり。』のプロデューサー、ジョン・シルクとタッグを組み、今度は海を舞台に新たな恐怖を仕掛ける。アステカに語り継がれる伝説の超巨大ザメから家族を守ろうと奮闘する主人公・ポールは『フォードvsフェラーリ』のジョシュ・ルーカスが演じる。

実は本作に登場する最恐の巨大ザメ<ブラック・デーモン>を作り上げたのは、Netflixの人気ドラマ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」シリーズのVFXも手掛けたスタジオ・PFX。本作の視覚効果を担当し、1,000を超えるVFXの工程で荒れ狂う海を表現。また、後述する実際に建てた油田を3階建てにするなど、セットを超えた迫力を増すことに貢献している。最も苦労したのは、やはり本作の主人公ブラック・デーモンだったとのことで、グランバーグ監督とVFXチームが何か月もかけて綿密にデザインし、傷跡や牙を作り上げ、この“怪物”に命を吹き込んでいったという。

画像: ブラック・デーモン

ブラック・デーモン

VFXだけでなく、過酷を極めたという水中撮影も注目したい。2021年、本作の撮影は、ドミニカ共和国の南に位置するファン・ドゥリオのスタジオで始まった。3.2万平方メートルの水撮影施設の横に実寸大の油田を建設。3か月間に渡り世界最高峰のダイバーやスタントパフォーマーと訓練を重ね、水中シーンを撮影。本土から隔離された海上施設をサメが襲うというシチュエーションは、近年のサメ映画でも密かに流行りとなっているが、よりリアルで臨場感のある映像撮影が実現した。

画像: 実際に建てた油田はVFXで3階建てに

実際に建てた油田はVFXで3階建てに

当然室内のアクションシーンも抜かりない。ブルースクリーン、LIDAR(レーザーの反射情報をもとに距離や形などを計測する技術)、俳優の全身スキャンなど最新の技術が用いられた。ドイツの映画用機材メーカー、ARRI社のカメラを使うことで映像の美しさを保ちながら、ヴィンテージレンズを通して油田から立ち込める煙や湯気、鉄の質感を映像に収めることに成功。グランバーグ監督をはじめ、撮影監督のアントニオ・リエストラら、数々のアクション作品を手掛けてきたスタッフの手腕が光るアクションとなっている。

『ブラック・デーモン 絶体絶命』
全国公開中
配給:松竹
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